
テレビ朝日本社(写真・共同通信)
11月22日、『吉祥寺の「新病院計画」近隣住民が猛反発』というタイトルで、テレビ朝日公式ニュースサイト「テレ朝NEWS」が報じた1本のニュース動画に、視聴者から違和感を指摘する声が出ている。
「動画冒頭で登場した女性リポーターが、マイクを持ちながらリポートするのですが、女性リポーターは『吉祥寺駅から歩いて10分ほどの、こちらの病院は、診療を休止してから1年以上経っていますか、現在も入口は閉じたままです』と、どこかたどたどしい日本語で報告しました。彼女のリポートは冒頭10秒だけですが、日本語の発音に違和感を覚えた人が多かったようで、Xで公開されると、指摘する声が多くあがっています」(社会部記者)
11月27日には人気インフルエンサーがX上で、このニュースを投稿。すると、コメント欄では、《国内のニュースでカタコトのレポーターはさすがに無理がある》といった声がみられた。
しかし「こうしたことが起こるのは仕方ない面もある」と語るのは、地上波のニュース番組に長年、携わる制作会社スタッフだ。
「視聴者は、こうしたリポートを担当する人たちはみな、アナウンサーかプロのリポーターだと思っているかもしれません。でも実際は、私たちのような制作会社のスタッフが急遽、簡単な現場リポートを担当することはよくあることなんです。
当然、こうした人たちは、日ごろ、しゃべりの勉強なんてしていません。私も突如、中継リポートを受け持ったことがあるのですが、サイトにアップされた直後から『滑舌が悪すぎる』『リポーター失格』などとネットでたたかれ、ヘコんだことがあります」
今回のリポートに対しては、本人のクセや方言ではなく、日本語が母国語ではないのでは、という指摘もあった。
「外国語が母国語のスタッフだった可能性も十分あると思います。いまは、スタッフの国籍も多様ですからね。コミュニケーションさえしっかりととれれば、日本語がうまいかどうかは関係ありません。今回の女性リポーターがどういう経緯で担当したかはわかりませんが、『ちょっと、ここだけしゃべってくれ』という形になった可能性は高いと思います」(同前)
少なくとも、我々よりはきちんとしたリポート能力は感じられた。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







