
浜崎あゆみ
11月28日、浜崎あゆみが自身のInstagramを更新。29日に中国・上海でおこなわれるアジアツアー「ayumi hamasaki ASIA TOUR 2025 A I am ayu -ep.II-」が急遽中止になったことを明かした。
「浜崎さんのアジアツアーは、4月8日の千葉からスタート、6月14日の香港公演から、舞台を海外に移していました。
香港では11月26日に高層マンションで火災が発生、全7棟が燃え、死者・安否不明が300人以上という大災害となっています。
火災を受け、浜崎さんは27日、上海公演について《TA(※浜崎ファンの総称)の皆様にお願いがあります。赤い服装を出来る限り控えていただけますでしょうか。我々の赤い衣装やステージ上の炎のエフェクト等も中止させていただきます。香港の皆様に祈りを捧げます》と英語と日本語でお願いを綴っていました。
火災を連想させるような赤い服を自粛し、ステージの演出も変更する予定だったのでしょう」(芸能担当記者)
未曾有の大災害にあった人々に寄り添うように、配慮を求めた浜崎。Xでは多くの賛同ポストが集まったが、その翌日、ストーリーズで、一転してライブの中止が発表された。
「浜崎さんは28日、《午前に急遽公演中止の要請を受けました》と発表。《言葉になりません。申し訳ありません》と苦悩をのぞかせ、ファンに謝罪しました。浜崎さんクラスの超大型公演が前日に突如中止になるのは、まさに異例のことです」(同)
ファンからは《本当に苦しい判断ですね》《ファンも胸が痛いよ》と同情する声が殺到している。現地住民への異例の配慮まで表明した公演が、なぜ中止になったのか。
「高市早苗首相の台湾有事に関する発言を発端とする日中関係の悪化が原因だと思われます。中国側の要望で、日本人アーティストが次々と公演をキャンセルされる事態となっています。
たとえばボーイズグループ・JO1は、今月28日、広東省広州市で開く予定だったファンイベントの中止を17日に発表。ギタリスト・高中正義さんも、北京公演の延期を20日に公式サイトで発表。ほかにも、ツアーの延期や中止が数多く報告されています。
こうした事態を高市首相の責任として批判するミュージシャンも多数出てきています。しかし、高市首相の発言が発端とはいえ、ライブをキャンセルしているのは中国側。
中国で長く活躍するロックドラマーのファンキー末吉さんは《中国ロック40年の歴史の中で、それこそ数限りないほどの公演が中止されてきたのを見てきた。たった一度の公演が中止されたからといってそんなに怒ってたりすることが私にはよく理解できない》と、苦言を呈しています」(同)
中国政府の意向に、“アジアのスター” である浜崎あゆみすら、巻き込まれた形だ。
「本来であれば、市民同士の文化交流と政府の外交は別なはず。しかも、浜崎さんは火災被害者への配慮もしていますからね。トラブルが起きる可能性は低かったでしょうから、非常に残念なことですね」(同)
政府の決定で、いつも影響を受けるのは市民ばかりだ。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







