『ばけばけ』本編で映らなかった “こだわり弁当” に視聴者驚愕…過去には橋本環奈も「おいしすぎて」と絶賛

 

　11月28日夜、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の公式Instagramが更新され、注目を集めている。

 

《開けてもらえなかったリヨさんのお弁当箱。中には…やっぱり糸こんにゃくが入っていました。》

 

　とつづられ、アップされたのは2枚の写真。1枚めは、弁当箱を持つリヨ（北香那）とヘブン（トミー・バストウ）のツーショット。2枚めは、その弁当の中身。いなりずしやだし巻き卵などと一緒に、糸こんにゃくの煮物も入れられて、とても美味しそうだ。

 

「このシーンは11月28日放送の第45話。ヘブンを慕うリヨがデートに誘い出すことに成功し、一緒に弁当を食べようとする場面です。ですが、リヨが弁当を開けようとしたとき、ヘブンは『まだお腹は減っていない』と言い出し、結局、弁当の中身は一瞬も映りませんでした。ちなみに、糸こんにゃくは、ヘブンが『虫のようだ』と大嫌いな食べ物です」（テレビウオッチャー）

 

　このInstagramのコメント欄には

 

《お稲荷さんも卵焼きも美味しそうです。でもこの糸こんにゃくを見てしまったら、ヘブン先生はジゴクジゴク……》

 

《映らないのにきちんと作られているのに驚き！糸こんにゃくがほんとにムシっぽく見える》

 

《開けないのにちゃんと作るスタッフさん素晴らしい》

 

　など、映らないところにも手を抜かないスタッフの仕事ぶりに、多くの賛辞が送られている。

 

「『ばけばけ』の料理指導を担当している広里貴子さんは、『ごちそうさん』（2013年）からずっと、大阪局制作の朝ドラに携わっています。

 

　今作によく出てくるしじみ汁は、しじみも味噌も、舞台となっている松江のものを使うなど、こだわっているそうです。リヨの弁当も、おそらく広里さんによるものでしょう。

 

　こうした手抜きなしの仕事ぶりが、朝ドラのスタッフから厚く信頼されている理由でしょう」（同）

 

　大阪局制作の前作『おむすび』でヒロインを演じた橋本環奈は、「撮影で楽しみだったこと」を聞かれ、こう語っている。

 

「食卓のシーンが多かったんですが、広里先生の作るごはんがおいしすぎて、カットがかかってもみんな食べ続けていました。出演者、みんな食卓のシーンでテンションが上がっていました」

 

　視聴率が絶好調の『ばけばけ』を支えているのは、こうした目に見えないところでの努力やこだわりなのだろう。