
一部がこげてしまった衣装で寄席に立つ林家ペー(写真・保坂駱駝)
9月に自宅マンションが火事となってから2カ月。林家ペーが『笑点』(日本テレビ系)に54年ぶりに出演したことが話題となっている。
「ペーさんは11月30日、演芸コーナーに出演しました。おなじみ全身ピンクの衣装に身を包み『このたびは、火事でたいへんご迷惑をおかけしました。いろんな方から励まし、ご支援ありがとうございます』と感謝の言葉を述べ、さらに寄贈してもらったという、これまたピンクのギターで漫談を披露しました。師匠である故・初代林家三平さんの話や、『津軽海峡冬景色』のメロディに合わせて『サザエさん』のテーマを歌うなどして、会場をわかせました」(芸能記者)
しかしこの日、舞台には妻である林家パー子がいなかった。大事な“相方”不在にX上では、ファンは心配したようで
《パー子さんどうしちゃったんだろう》
《パー子さんが隣にいないと寂しいな》
《パー子さんも出るかと思った》
などの声が寄せられている。夫婦セットの光景が当たり前で、ペーの隣には必ず、パー子の笑い声が響いていたのだが……。
「火災から1カ月後の10月25日、ペーさんは『ABEMAエンタメ』に出演し、パー子さんに認知症の兆候が見られることを明かしています。火事後は混乱が続き、パー子さんがいとこの家に泊まっていると思っていたところ、じつは赤羽警察署に保護されていたことも。彼女本人も『あれ、私、認知症かな?』と自覚を示していました」(前出・芸能記者)
ファンも気がかりなパー子の体調だが、11月25日、ペーは自身のXで『笑点』の収録に参加したことを報告しており、その際、番組メンバーと撮った写真が添えられたのだが、そこでは、ペーの隣にピンクのマスク姿のパー子も確認されている。
「おそらく今回パー子さんはサポートに回り、夫の勇姿を見届けたのでしょう」と語るのは、さる芸能プロ関係者。
さらに、今回のペーの“単独出演”は大きな意味があるという。
「ペーさんのギター漫談は、パー子さんと出会う前の1970年ごろから続く、彼の原点の芸です。11月4日におこなわれたペーさん夫妻を応援するための演芸大会でも、本人はこのネタを披露していました。また『笑点』への出演を知人にLINEで知らせるなど、PRにもかなり力を入れていたようです。火事を乗り越え、あらためてこの芸をアピールしたいという思いもあったのでしょう」
11月30日、浅草演芸ホールで『昭和の爆笑王 初代三平生誕100年祭』が開かれた際、ペーは周囲の支援を受け「ありがとう。ちょっと落ち着きましたよ」と報告した。さらに「パー子もだんだん、まともにね。(元が)まともじゃないみたいだけど(笑)」とも語っていた。夫婦が再び舞台をわかせる日が待ち遠しい。
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