
第38回東京国際映画祭に美しい肩だしドレスで登場した北川景子(2025年10月)
「なりたい顔ランキング」常連であり、先月22日の「いい夫婦の日」調査では、大谷翔平夫妻を抑えて初「理想の芸能人夫婦」No.1に夫のDAIGOとともに選ばれた北川景子。
非の打ち所がないカリスマ女優が、最近は人間的な弱さを語ることでさらに支持を広げている。
「11月30日放送のTBS系『日曜日の初耳学』(TBS系)に出演した北川さんは、そこで役者としての劣等感や焦りを語っていたのです」(芸能記者)
2008年、21歳の北川は、織田裕二主演の月9ドラマ『太陽と海の教室』(フジテレビ系)で、月9初出演でヒロイン役に抜擢された。そのときの心境について「うれしかった」としながら、別の思いもあったようだ。
「北川さんは、『同じ年とか2つ年下とかいう方が、そんなこと(月9初出演や初めてのヒロイン役)は当たり前、何年もやっているというような状況』と冷静に周りを見つつ、『この年齢で“初”というのも遅いのかな』と吐露。『みんなからはスゴいねと言われても、やっとスタートラインに立たせていただいている』と、同世代女優へのコンプレックスを口にしていたのです」(同前)
それまでは仕事もできる“バリキャリ”役が多く、このままでいいのかと悩んでいた。しかし、2016年DAIGOと結婚後、与えられる役柄が広がり、問題は解決したかに見えた。ところが、また新たな悩みが……。
「第1子妊娠後、産休をとった北川さんは、『今度は早く復帰しなきゃという思いが(出てきた)』と告白。『周りの方はどんどん活躍している。自分が戻る椅子はなくなってしまうのではないかという思いがすごく強かった』と、休み続けることへの恐怖を語っていたのです」(同)
代表作がないコンプレックス、バリキャリ役への違和感、出産後の復帰への恐怖感ーー完璧に見えるキャリアの裏側にある葛藤に対してX上では、
《さらに好きになった》
《その焦りを向上心というものに変えられる強さがすごい》
と、自らイメージを壊し、本当の気持ちを語り始めた北川が絶賛されている。その象徴的なエピソードが、11月27日放送の『トークィーンズ』(フジテレビ系)で明かされたお菓子の話だ。
「北川さんは子どもの食事に厳しく、夕食前にお菓子を食べさせるのを禁止するといった話をしていました。すると藤田ニコルさんが、『もうちょっとズボラな部分が聞きたい』とリクエストしたのです。これに彼女は『(子供が寝た)夜9時以降は、子どもに見せていない高いお菓子を食べている』と笑顔で答えていましたよ。
女優というと、どこか私生活も完璧でいなければならないと思われがちですが、人間くさい一面を見せることで、視聴者は『あの人でも不安があるんだ』『完璧である必要はないんじゃないか』と共感し、むしろ支持は強くなっているといえそうです」(同前)
弱みを隠さず語り始めた北川の第二章が始まる。
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