
グレーのコートを着た鈴木愛理
11月27日、寒空の下で東京・西新宿で開催されたイルミネーションイベント「Shinjuku Neon Walk」に登場したのは歌手・女優の鈴木愛理だ。グレーのロングコートに身を包むと弾けるような笑顔を見せていた。駆けつけたファンはその様子を語る。
「鈴木さんは点灯式に参加すると、一斉に彩られたイルミネーションを見て『うわ~』と無邪気に声をあげていました。イベントが終了すると、周辺を歩いてSNS用に写真をとっていましたよ。招き猫のイラストの前では、『にゃん!』と、同じ猫ポーズをして楽しそうにはしゃいでいたのが印象的です」
2025年、鈴木は歌手・モデルに加えて“女優”としての幅も広げてきた。とくに、イギリス発の人気ミュージカル 「SIX」の日本キャスト版への出演は彼女の仕事の幅を大きく広げたと芸能ジャーナリストは語る。
「2025年1月に東京で公演された舞台が、本場イギリス・ロンドンで11月に逆上陸公演されたのです。約1カ月間、マネージャーが同行していない環境で初めてのミュージカル作品を演じきったのが、彼女のなかで女優として活動する自身に繋がったようです。
アーティスト活動やバラエティ番組で活躍してきた彼女ですが、『SIX』の出演は自ら志望してオーディションで役を勝ち取りました。ミュージカルでは珍しく、わずか80分間の公演では休憩なしのライブ感重視の構成・観客もライブのような盛り上がりでミュージカルとコンサートの両方を味わえるようになっています。もともとアイドルグループ『℃-ute』のメンバーとして活動していた彼女にはピッタリの演出だったといえますね」
さらに注目したいのが、2026年1月に果たす映画初単独主演作品『ただいまって言える場所』だ。
「14年ぶりとなる映画出演で単独主演を飾ることになった鈴木さんが演じるのは、中学教師・朝井えりこ。生徒たちの悩みに真摯に向き合いながらも、親元を離れられず自立できないまま葛藤する女性です。物語は、不登校の少女とSNSを通じて交流する中で“自分の居場所”を見つけていく二人の姿を描くヒューマンドラマ。
卒業後も“アイドル”としてのイメージが強い彼女にとって、今後女優業として大成するには同作でいかに自分の殻を破れるのかが試されるでしょう。『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)では、MCを務めつつ存分にアイドルらしいあざとさを発揮している彼女ですが、演技においてはかなり本気で取り組んでいるんですよ」(同前)
素でも演技でも観客がメロメロになるのは間違いない。
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