YouTuberのRちゃん(YouTube「Rちゃん」より)
《知識不足で、ごめんなしゃい》
11月24日、YouTuberのRちゃんが、自身のXで謝罪した。彼女が投稿した、靖国神社ではしゃぐ動画が物議を醸している。こうした動画を撮影することに問題はないのか、神社に見解を聞いてみると──。
Rちゃんはチャンネル登録者数84万人を超えるYouTuberであり、女性向けアパレルブランド「Riu(リウ)」の代表を務めるなど、実業家としての顔も持つ。
「11月22日に投稿された動画の冒頭で、Rちゃんは『私はいま、靖国神社ってところに来てまーす!』と、両手を高くあげてピースサインを作り、ジャンプしながら靖国神社を訪れたことを報告しました。イチョウ並木が並ぶなか、その日着ていたファッションコーディネートを紹介したり、『何を言っても靖国さんが守ってくれるから。今日は最近のストレスを発散しようと思って来ました』と、最近の愚痴を語ったりしていました。
しかし、靖国神社は明治以降の日本の戦争や内戦で亡くなった人らを祀る場所であり、こうした場で終始、はしゃぐようなRちゃんの言動が、SNSで物議を醸し、炎上することになったのです」(芸能記者)
実際、“大はしゃぎ動画”に関して、Xでは
《靖国神社でコーデ紹介はさすがにキツイ、、》
《靖国神社はストレス発散しにくる神社じゃないかも》
《流石にないわ。そもそも靖国神社でこういう動画撮影ってだめなんじゃ…》
など、厳しい声が見受けられた。
こうした反応を受けてか、Rちゃんは23日のInstagramのストーリーズで《靖国神社のことを全く知らず、歩いていたら素敵な紅葉と神社だ~と思って撮りました》と、撮影に至った経緯を投稿。しかし、神社での撮影そのものにも疑問を持たれてしまっている。
「靖国神社は公式ホームページで、《境内(内苑・外苑)で個人鑑賞の範囲を超える撮影(業務目的や公開目的等)や取材を行う場合は、靖國神社の許可が必要となります》と、撮影の際、事前に申請が必要であると記載しています。Rちゃんのストーリーズでの内容から、歩いている途中で突発的に撮影を始めた“許可なし撮影”が疑われ、事前に神社側にYouTubeで撮影する旨を伝えていたのか、気になった人もいたのでしょう」(同前)
動画には、Rちゃんが靖国神社の外苑にある大村益次郎像で撮影する様子が映っている。神社ではしゃぐような撮影をしていたことに関してどのように認識しているのか。本誌「Smart FLASH」は、靖国神社の広報課に見解を尋ねた。
──靖国神社での撮影は事前に申請が必要だが、今回、Rちゃん側から撮影依頼はあったか?
「本件について、先方より、事後に丁重なご連絡をいただきました。神社境内での取材・撮影には、事前申請と神社の許可が必要であり、所定の要領に従っていただきます。以上の条件を満たせば、外苑におけるYouTube撮影も問題ありません。本件に関わらず、今後も申請者に対してこのように指導して参ります」(靖国神社社務所・以下同)
Rちゃん側からは撮影後、連絡があったようだ。では、ファッションコーデを紹介するなどの撮影をすることに関して、どのように考えているのか。
「靖國神社は厳粛な祭祀の場であり、神域の清浄静謐が護持される必要があります。英霊に対する慰霊顕彰と感謝の心をお持ちになって撮影することが大切だと考えます。この動画が撮影された外苑は、参道のイチョウが美しく、毎年多くの方々で賑わう場所でもあります。YouTube撮影の目的が、英霊のご事績はもとより、平和を伝え、思いを致す趣旨であれば問題ないと考えています」
SNSでは、動画の内容に否定的な意見も見られたが、こうした意見は神社にも寄せられているか聞いたところ、「お問い合わせやご意見が数件ございました」という回答が寄せられた。
事後とはいえ、連絡をしたRちゃんは、ルールを意識したのだといえよう。YouTubeが当たり前の時代、撮影にマナーが求められるのは言うまでもない。
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