
藤本万梨乃アナ(藤本アナのInstagram[「marino.fujimoto1030」より)
宮根誠司から「いろいろ、あんねんね」と同情された翌日のことだった。フジテレビで『Mr.サンデー』『さんまのお笑い向上委員会』『めざましテレビ』などを担当していた藤本万梨乃アナが12月1日、年内での退社を突然、発表したのだ。
「東大医学部出身という異色の肩書で注目を集め、さわやかな笑顔と語り口でバラエティから報道まで受け持っていた藤本アナでしたが、2025年9月に東大医学部の同級生だった男性医師と結婚。フリーアナウンサーへの転身を決めたようです」(芸能担当記者)
藤本アナは、今回の退社発表に際してコメントを発表。育ててくれたフジテレビに対して「社会人としてもアナウンサーとしても未熟だった私を、時に優しく時に厳しくここまで育てていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝を述べた。
また、今後について「家庭生活と自分自身の時間を大切にしながら、私らしく仕事にも取り組んでまいります」と前向きな姿勢を見せているものの、前日の11月30日に放送された『Mr.サンデー』では、少し心配されるできごとがあった。
「この日の特集テーマは『脳疲労』でした。SNSの発達による情報過多が、私たちの脳にどのような影響を与えるのか、スタジオでは専門家をまじえた議論がかわされていました。そこで企画されたのが、脳疲労チェックです。メインアンカーマンの宮根さんをはじめ、スタジオの出演者たちが事前に10個の項目に対し、自分がいくつあてはまるか、チェックすることになったのです」(同前)
そのなかで、藤本アナは「最近ささいなミスが増えた」「頭がボーッとする」「仕事や勉強、家事などをする気が起こらない」「すぐにイライラしてしまう」など、じつに8個の項目に当てはまるとしていたのだ。
「宮根さんは自分の倍以上の結果に、『え、藤本さん、8個!?』と驚き、やや間をあけて『……いろいろ、あんねんね』と同情の言葉をかけていましたね。これに藤本アナは苦笑いを浮かべたものの、それには答えませんでした」(同前)
番組の専門家は「3個で要注意、7個以上だと対策が必要」と指摘。藤本アナは、脳の疲れを数値化すると62ではあるものの、ストレス度合いは1.9という低さ。つまり、自覚がなく、脳だけが悲鳴を上げている状態だった。
彼女の退社について前出の芸能担当記者はこう語る。
「中居正広さんをめぐる女性スキャンダルで批判を受けたフジはいま、深刻な視聴率低下と制作費削減に直面しています。藤本アナは30歳、結婚という節目に接して、自分の将来を考えたとしてもおかしくありません。
しかし、藤本アナは仕事も充実しており、退社を考えていたことは驚きをもって伝えられました。脳疲労チェックでの該当項目の多さは、本当は限界に達していながら、それでも責任感から職務をまっとうしようとしていた証拠だったのかもしれません」
フジでは2025年、永島優美アナ、椿原慶子アナ、西岡孝洋アナ、岸本理沙アナ、青嶋達也アナ(定年)が退職した。藤本アナで6人めとなる。また優秀な人材が、フジを去ってしまった――。
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