
高市早苗首相(写真・JMPA)
《マジでシンプルになんでこんなバカが国のトップなの?センス磨いてやるからGEZANの武道館こいよ。前売りかいとくから》
11月22日、「外交でなめられない服」選びに悩む胸中を明かした高市早苗首相のポストを、そんなふうに揶揄して大炎上したロックミュージシャンが、11月29日にXを更新。炎上騒動について謝罪した。
「炎上の主は、2024年に中国ツアーもしている4人組ロックバンド『GEZAN』のボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポーさんです。マヒトゥさんは29日、『先日の投稿について』と題した3334文字にわたる長文を公開。
《先日の投稿でバカと書いた部分は感情的で稚拙だった。対象が誰であっても適切な言い方ではなかったと思う》と反省の意を示しました。
同時に、《あの投稿に中国政府を擁護する意図はなく、主語の全てはわたしで、音楽の現場を通して繋がった個人史の中でどうしても浮かんだ顔が多すぎたこと、それが奪われかけている現状への危惧が感情的な言い方になった理由です》と投稿の背景も説明。
そのうえで《不快な想いをした人、ファンのみんな、心配をかけた友人、申し訳ない。》と謝罪しましたが、高市首相に向けての謝罪の言葉はありませんでした」(芸能記者)
謝罪文のなかで、マヒトゥ・ザ・ピーポーは、件のポスト以来、「殺すぞ」「バンドができないようにしてやる」といった脅迫メールが複数届いていることを明かしたが、そんな現状を見かねた同業のバンドマンが、Xで声をあげた。
「2025年9月24日にエイベックス傘下のレーベルからメジャーデビューした、ツーピース編成のロックバンド『Nikoん』です。30日、『Nikoん【総意】』というバンドの公式Xに、マヒトゥさんの謝罪文を貼りつけたうえで、《友が袋叩きに合っている時に、それを知らん顔して、しかも同じ疑問を自分が持っているのに、それを右だの左だの振り分けられてしまうかも言われてしまうかもしれない恐怖に負けて、なにも言わないでいる己の矮小さに嫌気がさした》と切り出しました。
続けて《もう一度会った時に笑顔で会いたいから 俺はこの人の事をみんなの前で友達と呼ぶ。思想も主義も全くもって同じじゃなくても人と人は繋がったって良いと思う》と綴っています。12月2日時点で、インプレッションは107万回を超える注目度となっています」(同)
マヒトゥ・ザ・ピーポーを擁護する姿勢を見せたNikoんだが、コメント欄には、
《「民間の音楽活動を弾圧したのは中共だよ。音楽をする自由のある国はこんな事しないよ。」って教えてあげるのも友情だと思う》
《友達でいいと思う。思想が違うなんて、今の人々は気にしないんじゃないかな。お前の考え変えてやるから俺のライブに来い、みたいなところに私は疑問を覚えます。日本のトップを引き合いに出して、自分の宣伝してない?って。結局、炎上商法だよね》
といった声が寄せられており、あまり共感は得られていない状況だ。
「両者が『友達』であることを否定する意見は特にないものの、やはり自国の首相を『バカ』呼ばわりしたマヒトゥ氏の発言に、今も嫌悪感を抱いている人が多いようです。
マヒトゥ氏は謝罪文こそ出しましたが、一方で『わたしの自由もあなたの自由も奪われていい正当な理由はどこにも存在しない』『わたしを殺すな。わたしはバンドをやる』などと自身の主張も多く、また、Xのコメント欄をずっと閉じたままでいることにも『全然ロックじゃない』といった批判が多くあがっていました」
本業の音楽で、どれだけの魅力を発信できるかが第一だろうが……。
![Smart FLASH[光文社週刊誌]](https://smart-flash.jp/wp-content/themes/original/img/common/logo.png)







