プリンセス天功
「時給5000万円」ともいわれる天才マジシャン・プリンセス天功が、3回生まれ変わっても遊べるほどの金額を埋めたーー。いま、一部のファンの間で“埋蔵金探し”が白熱している。
「天功さんは以前から、国内6カ所に、資産の一部を埋蔵金として埋めたと明言しています。たびたびヒントも出しており、注目が集まっていました。そんななか、11月25日放送の『X秒後の新世界』(日本テレビ系)でこの埋蔵金について取り上げられ、複数の情報源から、山梨県内の3つの市が最有力候補として浮上しました」(芸能担当記者)
天功が22〜23年前から埋め始めたのは、現金、金塊、宝石類、土地の権利書やジェット機の権利書など。彼女は「見つけた人が喜んでくれたらいいかな」と視聴者に呼びかけている。
「そこで番組では、ジオゲッサー(Googleストリートビューから場所を特定するゲーム)の日本人プレイヤー・StephenさんとKaiさんを招へいしました。すると彼らは、天功さんからもらった、埋蔵金を埋めたときの写真に写る黒い土から『関東ローム層ではないか』と導き出したのです。
これは、東日本の複数の地域に分布している地層ですが、いままでメディアで明かされていた『埋めた場所のひとつは、東日本でイチゴが有名な県』というヒントを照らし合わせることで、候補地は大きく絞られたのです」(同前)
謎解きは加速する。埋蔵金の地図を実際に見たという芸能人が描いたという、場所の手がかりを示すイラストをネットで探した2人は、そこで手前に川、後ろの山並みに木が1本という構図を確認した。そしてその芸能人が、天功と親交のある芸人・くっきー!だと判明するや、急展開が。
「くっきー!さんは、かつて天功さんから『うちの敷地で採れたイチゴなの』と言いながら、イチゴを手渡されたと証言したのです。その包装には『山梨』と記されていたそうです。さらに彼女を長年、取材している女性編集者が登場し、天功さんが以前、自分のテーマパークを山梨県内で建設しようとしていたことを明かしたのです」(同前)
このような調査の結果、山梨県内の南アルプス市、笛吹市、甲府市という3つの地域が最有力候補として浮上したのだ。
番組を受けて、Xでは《会社辞めてプリンセス天功の埋蔵金探しに行く》と名乗りを上げるユーザーが現れる一方、
《人の土地を勝手に掘り返すわけにもいかず、一般人は探しようがない》
《天功様の土地に勝手に入って穴掘ったら住居侵入罪で捕まるんとちゃいますの?》
《天功の埋蔵金見つけたら贈与税かかるん?》
といった、法律上の懸念の声も相次いでいる。芸能プロ関係者も注意喚起する。
「もし私有地に埋められているなら、無断で発掘すれば不法侵入罪や器物損壊罪に問われる可能性もあります。弁護士の連絡先も入っているとされていますが、すべての発見者を守ってくれるのか曖昧です。さらに、見つかった埋蔵金を税務上、どうやって扱うのかという問題も残ります」
今回、天功の事務所に、発掘した場合の法的責任について問い合わせたが、期日までに回答が得られなかった。
「番組の次回予告では、StephenとKaiが天功本人と直接、対面し、2人が『山梨県が怪しいなと思うんですけど、それはいかがですか?』と、核心に迫る映像が流れました。とはいえ、あくまで“エンタメ”として埋蔵金を楽しむ分にはいいでしょうが、実際に掘り出そうとする人たちが出てきたら大問題になりかねません。マジシャンだけに、天功さんが“種明かし”をするのも難しいのでしょうが……」(芸能ジャーナリスト)
夢のある話なのは間違いないが……。
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