
渡邊渚(本人のInstagramより)
2025年11月に東京・文京区の個室マッサージ店で、わずか12歳のタイ人少女が性的サービスを強要されていた事件は、日本社会を震撼させた。
「少女は母親とともに来日し、店側に引き渡されたと見られています。少女は店の台所の隅で寝泊まりし、33日間で60人の男性に性的サービスを強要されました。母親に対しては日本とタイ双方から逮捕状が出ています」(社会部記者)
この一件に対して、
《このニュースを知ったとき、私は心底気持ち悪いと思ったし、腹立たしくなった。働かせた店側はもちろんだが、罪の意識もなく少女に性的サービスをさせた客も全員もまとめて逮捕して、顔と名前を晒してほしいとすら思った》
と、怒りを込めて綴ったのは、元フジテレビアナウンサーで、現在はフリーで活動する渡邊渚だ。
「渡邉さんは『NEWSポストセブン』で連載中のエッセイで、『日本で多発する性的搾取』や買春、わいせつ事件についての率直な思いを告白。そこでの痛烈な批判の内容が話題を呼んでいます。12歳のタイ人少女の一件については、前述のコメントのほか、《言語も伝わらない女児に性的なサービスをさせる日本人男性が約60人もいたことに反吐が出る》と強く断罪。
また、日本サッカー協会の元幹部がフランスの航空機内で児童ポルノを閲覧して逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた件を持ち出すと、《私も時々、通勤時間の満員電車でわいせつな動画を閲覧する男性を見かけるが、どういう倫理観なのだろうと軽蔑している》《公的な場でわいせつ動画を見るのは、単なるマナー違反ではなく、性加害に値する行為だ》と厳しく糾弾しました」(芸能記者)
さらに、日本人男性による東南アジアでの買春や、新宿の大久保公園前ではびこる路上売春についても、「売春させる人間を罰するだけでなく、買う側が刑罰を受ける法律にするべきだし、顔も名前も晒されて社会的に抹殺されてほしい」と切り捨てた。
「渡邉さんは、性犯罪を厳しく取り締まっているスウェーデンと比較して、日本の性加害者に対する処罰の軽さや、おかしさを指摘すると、『自分の会社員時代を振り返ってみると、風俗に行ったことを自慢げに話す男性たち、女性をどうやって騙して呼び出すかを力説するおじさん、女はお茶汲み係と言ってくる人をたくさん見てきた』『女性をどれだけぞんざいに、自分の思い通りに使用したかを平然と語られる世界線が、はっきり言ってキモすぎる』などと一刀両断しました。
女性の身体をお金で買えるという認識こそがジェンダー不平等な社会の象徴だとして、『だから、買春したり、不同意性交をしたりする人間は、社会全体で正々堂々と蔑んでいいと思う』と私見を披露しました」(同前)
同エッセイで特筆すべきは、フジテレビ時代に言及したことだ。
「渡邉さんは“会社員時代”と言っていますが、要するにフジテレビの局アナ時代の話です。これまでも渡邉さんは局アナ時代を振り返り、『何も思ってない』としつつ『働きやすい環境になってほしい』とチクりと批判していました。今回はより踏み込んで、在籍当時の社内について『キモすぎる』とさらに厳しい言葉で糾弾したのです。一連の発言を見るに、フジテレビに限らずもはやテレビ業界を“見捨てた”という印象が強い。今後もYouTubeやSNS、紙媒体を活躍の場にしていくと思われます」
覚悟のある発言というわけか。
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