木村拓哉
11月21日から公開中の映画『TOKYOタクシー』で演じたタクシー運転手役が好評な木村拓哉。現在、25年前のドラマで木村が身につけたダウンジャケットが、思わぬ反響を見せている。
発端となったのは、11月29日にストリートウェアブランド「A BATHING APE」(以下、ベイプ)から発売された「LEATHER CLASSIC DOWN JACKET(レザークラシックダウンジャケット)」。ブラウン色が特徴的なこのダウンジャケットは、木村と縁が深い。
「2001年1月期に放送されたドラマ『HERO』(フジテレビ系)で、主演の木村さん演じる型破りな検察官の主人公が着ていたのです。ラフなジーンズにダウンジャケットというスタイルでしたが、放送当時、ダウンジャケットは大きな注目を集めました。
今回、商品の誕生25周年を記念し、世界限定50着で生産されたのです。値段は33万円で、一部の店舗とオンラインストアで限定販売されました」(スポーツ紙記者)
25年前の人気ドラマで木村が身につけた服が、令和に復活したことに関して、Xでは
《これは、マジで憧れた!当時欲しくて欲しくて探し回ったもんな〜》
《懐かしすぎる》
など、歓喜の声があがっている。このダウンジャケットは、大きな反響を見せているようだ。
「発売翌日の11月30日には、オンラインストアで『SOLD OUT』と表示されました。50着の限定商品とはいえ、33万円のダウンがSサイズから2XLサイズまですべて完売状態になっています」(芸能記者)
本誌「Smart FLASH」は、木村が11月20日のバラエティ番組『秋山ロケの地図』(テレビ東京系)に出演した際、ロケで偶然着たワークマンのフリースジャケットに問い合わせが殺到したことを報じた。かねてから、木村の影響力の高さは知られていた。
「1990年代から2000年代にかけて、木村さんがドラマで着た服や髪形を真似する人が急増したことは有名な話です。ワークマンの件から、“キムタク売れ” は健在だと思われます。
ただ、ワークマンのフリースが1900円と比較的入手しやすいのに対し、今回は33万円なので、誰もが気軽に購入できるものではありませんよ」(同)
“HEROダウン” は、なぜこれほど反響があったのか。ファッションWEBマガジン『LAITER』ディレクターの角谷良平氏は、近年のトレンドも大きいと指摘する。
「2000年代のファッションが再注目され、古着やアメカジがブームになっています。今回、発売25周年というタイミングで、ファッションのトレンドが1周したことに加えて、ダウンジャケットはここ10年ほど人気のアイテムですから、トレンドにも合っているのでしょう。
また、『HERO』の放送当時、木村さんを支持していた人のなかには、20年たったいま、ある程度仕事が軌道に乗って、金銭的に余裕ができ、昔は手の届かなかったダウンジャケットも、自分への贅沢として買えるようになった人もいるはずです」
令和でも “キムタクブーム” が健在な背景には、木村の支持層が広がったこともあるという。
「これまでは、木村さんより少し下の世代が憧れている印象でしたが、最近は若い層にも支持され、親子で木村さんのファンという方も少なくありません。
近年、TVerなどで10~20年前の木村さんのドラマが配信されていますし、2024年1月にはYouTubeチャンネルも開設され、若い世代が木村さんのファッションに関心を持つ機会が増えたといえます。
アメカジは親子で着る人も多いですし、平成ファッションの再ブームも、木村さんのファッションにおける影響力を加速させる要因のひとつかもしれません」(角谷氏)
木村の身につける服から目が離せない。
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