フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、12月4日までに更新した自身のYouTubeチャンネルで、高市早苗首相に激を飛ばしたことが話題となっている。
「『現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞』が1日に発表され、高市早苗首相が10月4日の自民党総裁選で勝利したときの演説で使われた『働いて働いて働いて働いて働いてまいります』が年間大賞に選ばれました。
これに対して古舘さんは、ショート動画で『流行語大賞、もう要らないよ』『いやになっちゃうんだよなぁ』と切り出すと、最近の流行語大賞は以前のような “流行った言葉” が選ばれていないとピシャリ。『あってもしょうがないよ。やめたほうがいいんじゃないか』と賞の廃止を求めていました」(芸能記者)
この後、古舘の怒りは、年間大賞に輝いた高市首相の発言へと向かう。
「『これが大賞を取るってことはおかしいと思う。俺はあの高市さんの発言を聞いたとき、いちいち言うなと思ったから。一国の宰相として、この日本国をけん引していく人というのは、(『働いて』という言葉を)5回どころか100万回くり返して働きぬかなきゃいけないでしょ? それを望んで総理になったんでしょ?』と、まくしたてたのです」(同)
さらに古舘は、中世ヨーロッパの歴史を引き合いに出す。
「中世のヨーロッパの貴族たちは、『私たちの最大の仕事というのは、いっさい働かないことなんです』とは、大見得切らなかったでしょ。行動で示して、鴨狩り行ったりキツネ狩り行ったり、働かない素振りを見せ続けてきた』と展開しました」(同)
これに対して、芸能プロ関係者はこう語る。
「古舘さんの論点は、中世の権力者は働かないことこそが身分と権力の象徴である一方、いざというときには責任を持つという倫理観を持っていた、ということです。これと同じ論理で、一国のトップが働くことは当然であり、それを声高に叫ぶことは権力者として品格に欠ける、ということなのでしょう」
ちなみに古舘は、9月にも同じYouTubeチャンネルで高市首相を厳しく批評していた。
「『作り笑顔がはなはだしい高市氏…なんとかしてくれないかな』と苦言。『5秒に1回の作り笑顔』とも表現しつつ、『かつて総務大臣時代、放送法を盾にとって “電波停波の可能性もある” とぶち上げて、テレビ局を震撼させた、あの鬼の形相はどこへ行ったのやら』と、高市首相の変節を嘆いていました」(前出・芸能プロ関係者)
その後、11月7日の衆院予算員会で高市首相から台湾有事をめぐる「存立危機事態」発言が飛び出すと「あの高市さんの発言は言うべきではなかったという立場です。はっきり言わせていただきます」とYouTube動画で語っていた。
古舘は、高市首相の行状に納得がいかないようだ。
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