羽鳥慎一
朝のニュース情報番組『サン!シャイン』(フジテレビ系)が、2026年3月末で終了することが、12月3日にわかった。
「『サン!シャイン』は、『めざまし8』の後番組として3月31日にスタートしました。MCは『めざまし8』から引き続き、谷原章介さんが担当。曜日別コメンテーターとして武田鉄矢さん、『メイプル超合金』のカズレーザーさん、杉村太蔵さんらが出演。9月からは同局の佐々木恭子アナが加わりましたが、残念ながら1年で番組終了となりました」(芸能記者)
終了の要因のひとつに、低視聴率があるようだ。
「平均視聴率が2〜3%でした。フジテレビは中居正広氏の問題で2025年はスポンサー離れが顕著になり、フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスが11月10日に発表した2025年9月中間連結決算では、本業のもうけを示す営業利益が129億円の赤字でした。同番組は、制作費削減の対象になったのかもしれません」(同)
一方、『サン!シャイン』と同時間帯に放映されている『モーニングショー』(テレビ朝日系)は平均視聴率が10%を超えることがほとんどで、好調をキープしている。
「羽鳥慎一さんが総合司会になってから、ちょうど10年になります。羽鳥さんは長嶋一茂さん、石原良純さん、玉川徹さんなどのレギュラーコメンテーターをいじりながら、進行役に徹しています。
放送している時間帯は年配の視聴者が多いので、この “控えめな態度” に好感が集まっていて高視聴率につながっているのでしょう。ほかの番組もマネをするようになったパネルを使ったニュース解説もわかりやすいと評判です」(同)
『サン!シャイン』の撤退で、『モーニングショー』の人気はますます盤石になりそうだ。まさに“1強” といえる。
朝の情報番組にコメンテーターとして出演経験のある漫画家・倉田真由美さんも、「これからもモーニングショーの強さは続くでしょう」と断言。その理由は「羽鳥さんの安定感にある」という。
「アナウンサー出身ですから、タレント司会者にはできない番組進行のうまさがあります。クセが強いコメンテーターの発言で炎上しますが、それを上手に中和させ、視聴者自身が番組参加するような賛否両論を戦わすことで番組を盛り上げています。
朝のワイドショーの司会者は、『娘と結婚してほしい』と思わせる、老若男女に好かれるタイプが成功します。羽鳥さんがまさに、そうなんです」(倉田さん)
ライバル局は打つ手なし、なのかも。
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