
2026年春の解散コンサートを発表した「嵐」
12月2日、松本洋平文部科学相が、嵐のラストライブと北海道大学後期試験の “日程かぶり” に言及した。嵐の活動終了が刻々と迫るなか、思わぬ波紋を広げている。
嵐は、11月22日にグループ最後のドームツアー日程を発表した。2026年3月13日の札幌公演から、東京、名古屋、福岡、大阪と続き、5月31日の東京ドーム公演でラストを飾る。ただ、札幌公演が混乱を招くことになった。
「ライブ前日の3月12日に北海道大学では、後期日程の試験がおこなわれます。ライブと入試は同じ日ではないものの、試験を終えた受験生とライブ前日入りする嵐ファンの日程がかぶり、宿泊施設や航空券の手配が難航する可能性があります。
松本氏は、閣議後の記者会見で、『大学などの公表情報によく注意を払ってほしい』と注意を呼びかけました。文科相がアイドルのライブと大学受験の日程かぶりに言及するという異例の事態となりました」(芸能記者)
一連の騒動を受けて、Xでは、
《受験生には安心して試験を受けて欲しい》
《札幌くる学生だけホテル・飛行機安くするとかできないのかな》
など、受験生を案じる声があがっている。
11月27日には、北海道大学生活協同組合が、受験生向けの航空券と宿泊がセットになったパック商品を案内した。ただ、ここでも問題点が浮き彫りになっているようだ。
「これまでも、フライトパックは販売されていましたが、今年は、受験生の宿泊先確保のため、受験票の提出を求める場合があると発表しました。
生協の公式サイトに記載されたフライトパックは、ビジネスホテルのシングルルームでも2泊で8万円を超えます。もともと、受験シーズンであることに加えて、嵐ファンが利用することで、ホテルの宿泊費が高騰した可能性もあります」(前出・芸能記者)
本誌「Smart FLASH」が、大阪や羽田発のフライトパックプランの詳細を確認しようとしたところ、《選択した商品は利用できません。他の商品を選択してください》という文言が表示された。
嵐のラストライブとの “日程かぶり” 騒動後、フライトパックの申し込み数は増えたのか、過去にアーティストのライブと受験日程が重なった際はどのように対応していたのか、北海道大学生活協同組合に問い合わせたが、期限までに回答は得られなかった。
一世一代の勝負となる大学受験。安全な移動と宿泊体制が確保されることを願うばかりだ。
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