2025年のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』には、ネプチューンの原田泰造やひょうろく、有吉弘行、野生爆弾のくっきー!など、お笑い業界から多くの芸人たちが出演したことが話題となった。芸人の俳優業への進出はいまや珍しいことではなく、『べらぼう』以外のドラマにも多くの芸人たちが出演している。
そこで本誌はアンケート調査を実施。「演技が光る芸人は誰?」を、ドラマ好きの全国の20代から60代の女性500人にきいた。対象としたのは、今秋に放送されたドラマに出演した芸人12名だ。
では「演技が光る芸人」トップ5からみていこう。
【第5位】ハナコ・秋山寛貴(37票)
『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)遠山大地役
広中厩舎の厩務員の役を演じている。これまでハナコのなかでは、岡部大の俳優の仕事が目立っていたが、今後は秋山の活躍にも注目が集まりそうだ。
「『ザ・ロイヤルファミリー』おもしろいです。あまり目立つ役ではないのですが、ちゃんと存在感があると思います」(60代・主婦)
「実力派の俳優さんが多いなか、浮くこともなくいい演技をしていると思います。もっとドラマに出ればいいのに」(20代・学生)
【第4位】はんにゃ.・金田 哲(40票)
『絶対零度~情報犯罪緊急捜査〜』(フジテレビ系)掛川啓役
2024年はNHK大河ドラマ『光る君へ』に1年を通してレギュラー出演し、話題となった。2025年は『しあわせな結婚』(テレビ朝日系)にも出演している。
「顔やスタイルが上品、演技も上手いし、俳優向きだと思う」(50代・会社員)
「大河ドラマの公家役はハマっていた。芸人としてはイマイチだと思うから、このまま俳優になったほうがいい」(40代・パート)
【第3位】ココリコ・田中直樹(68票)
『ぼくたちん家』(日本テレビ系)岡部成治役
2001年の映画『みんなのいえ』(三谷幸喜脚本・監督)に出演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したこともある。
「いろいろなドラマや映画に出ているけど、どの役にもなじむ。怖い役もできるのはすごい」(40代・主婦)
「もともとコントの人だけあって演技力は高いと思う。いま出ているドラマもおもしろい」(60代・主婦)
【第2位】ラランド・サーヤ(70票)
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)吉井渚役
ドラマの人気もあってか、若手芸人が2位に。『じゃあつく』では、鮎美(夏帆)の友人で美容師の役を好演している。もともと子役としてドラマに出演経験があり、これを機会にさらに女優としての仕事が増えるかも。
「主人公の友達という役がぴったり。演技も自然だし、リアリティがある」(30代・会社員)
「『じゃあつく』のおもしろさは、サーヤも含めたキャスティングにあると思う。ドラマに溶け込んでいて違和感がない」(60代・主婦)
【第1位】ドランクドラゴン・塚地武雅(114票)
『緊急取調室5』(テレビ朝日系)玉垣松夫役
第3位の田中同様、ドラマや映画にひっぱりダコの人気俳優。2006年の映画『間宮兄弟』で主演、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞している。2026年1月期のTBS日曜劇場『リブート』(主演・鈴木亮平)にも出演予定だ。
「佐々木蔵之介と共演した『間宮兄弟』もよかったし、ドラマの『裸の大将』もハマり役でした。芸人より俳優のほうが向いていると思います」(60代・主婦)
「いま放送してる『キントリ』もいいけど、どの作品でも表現力や表情、個性が光っていると思う。去年の朝ドラ『虎に翼』もよかったです」(40代・パート)
意外だったのは「ひょうろく」。トップ5どころか、まさかの12位に。『べらぼう』にも出演し、新語・流行語大賞にノミネート。独特の存在感はあるものの、役者としての評価はイマイチだったようだ。
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