
全力疾走する上白石萌歌
11月下旬、サラリーマンが行き交う東京・新橋。チェック柄のパンツで全力疾走をしていたのは女優の上白石萌歌だ。
「分厚い黒色のロングダウンを着た上白石さんが無表情で走っていたので驚きましたよ。何か撮影のリハーサルだったようで、その後も何本も走ってお店の中に入っていきました。走り方が独特で、まるでスキップするように飛び跳ねながら走っていましたね」(通行人)
上白石が撮影していたのは、1月から始まるドラマ『パンダより恋が苦手な私たち』(日本テレビ系)だ。
「タイトル通り、恋にも人生にも不器用な男女の姿を描く新感覚ラブコメです。上白石さんと生田斗真さんのW主演です。生活情報誌の編集者役で、5年交際している彼氏がいるものの、なにか物足りずモヤモヤしながら日々を送る上白石さんと、動物の求愛行動を研究していて、人間には全く興味がない変わり者の動物学者役・生田さんとの掛け合いが面白く、動物の求愛行動を通して恋愛や生き方を考えさせられる物語です。
上白石さんの上司役として、宮澤エマさんや小雪さんなどの実力派女優が脇を固めています」(芸能記者)
意外なことに、地上波連ドラで初主演を務める上白石。やはり気合が入っているようだ。制作関係者はこう語る。
「ハリキリ方がすごいですよ。台本のセリフなんて前日でもう完璧ですからね。緊張しっぱなしの萌歌さんのことを、生田斗真さんが茶化すことで、和やかな雰囲気になっていますね。生田さんがふざけて、『ちゃんとセリフ入ってる?』とからかうのですが、萌歌さんは『はい、大丈夫です!』なんて生真面目に返すんですよ。そのちぐはぐ感がそのままドラマにも活かされそうな感じです」
上白石にとっては、共演者のほかにも恵まれたものがある。動物がテーマという点だ。
「萌歌さんは、前の映画『ロマンティック・キラー』のときもずっと猫と遊んでいたそうで、本作でも現場でパンダやラッコの映像が流れると、興味津々でじっと見ている感じが本当に動物好きなんだろうなと感じます。動物との戯れはグリーンバックで合成したりしているので、生田さんも萌歌さんも、想像を膨らませて頑張っているそうですよ。
じつは萌歌さんは2月26日から明治座で舞台『大地の子』の出演が決まっていて、1月末ごろからは舞台稽古との掛け持ちが決まっているんです。あちらは超シリアスな内容で舞台ですし、セリフ間違いは一切許されない。多忙な中でもどちらも大真面目に取り組んでいますね」
本誌がとらえた猛ダッシュも、真面目な上白石らしい走りというわけだ。
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