
12月8日深夜の生放送ラジオ番組『山田裕貴のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)の内容が称賛を集めている。
この日はスペシャルウイーク企画として『YYYドラゴンフェニックス歌合戦』と題して山田と親交のある俳優のウエンツ瑛士、フリーアナウンサーの川島葵に加え“大物アーティスト”の出演が予定されていたが急きょ内容が変更となった。
「8日午後23時15分に、青森県の東方沖で地震の規模を示すマグニチュードが7.5と推定される大きな地震が発生。青森県八戸市で震度6強を観測したほか、北海道太平洋沿岸中部、青森県の太平洋沿岸、岩手県には津波警報が発令されました。そのため山田さんの番組は地震情報を中心に紹介しながら、リスナーからのメッセージを読み上げる内容へ変更となりました。山田さんは《ちょっとでも僕の声で安心できる人がいたら嬉しい》とも語っていました」(スポーツ紙記者)
X上では番組を絶賛するリスナーからの声が並ぶ。
《急遽のラジオそれでもメールに真摯に対応さすがっす》
《震源地近くのリスナーさんからの温かいお便りに応え、「安心して眠れる夜が訪れることを祈っています」とのコメントが心に響きます》
《山田裕貴、地震直後にピンでオールナイトやって被災地の声を読み上げて「今夜は俺の声で少しでも安心して眠ってください」って… これもうラジオの概念超えて、深夜のヒーローじゃん》
こうした声が相次ぐ理由を放送作家が語る。
「ラジオの生放送番組の途中で、台風や大雨などの気象情報が入るケースはよくあります。今回の山田さんの番組は地震情報をメインに紹介し、その合間にリスナーからのメッセージを読み上げてゆくものでした。メールは被災地のほか全国のリスナーからも届いており、山田さんはひとつひとつにていねいなコメントを寄せていました。山田さんはこういう場で何を語るべきか、言葉を選びながら慎重に話されており真摯な印象を感じさせるものでした。その分、多くのリスナーの共感を呼んだのでしょう」
エンディングで山田は、番組内で自身が発したフレーズ「歌はいつでも歌えます。命は今しか守れません」を称賛するリスナーのメッセージを読み上げ、「歌はいつでも歌ってやるから、待ってろ!」と実現しなかったゲスト企画に意気込みを寄せていた。
ラジオの底力や絆を感じさせる生放送となったのは間違いない。
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