
俳優・山崎努
俳優の山崎努が12月2日、89歳の誕生日に自身のXを更新。そこにつづられた山崎の言葉にファンからは歓喜の声や励ましの声があがっている。
山崎は《まだいけそうです。楽しくやります。2025.12.2》と投稿し、154万回のインプレッションが付いている。
芸能記者が言う。
「2024年2月に、山崎さんにステージ4の食道がんが見つかり、抗がん剤で治療したことを『スポーツニッポン』などのインタビューで明かしています。闘病中という事情もあってか、山崎さんは2024年1月期の山下智久さん主演のドラマ『正直不動産2』(NHK総合)に出演して以降、ドラマへの出演はありません。
ただ、続けていらっしゃることもあります。2022年4月にXのアカウントを開設し、闘病中も近況や写真を投稿していました。最近では大学で講演イベントをおこなったり、ラジオに出るなど、無理のない範囲で仕事をしているようです」
この89歳の誕生日に更新した山崎のXのポストには、
《まだまだいけます。これからもずっとお元気で楽しくやってください。》
《大好きな、大好きな俳優さんのお一人です。どうかこれからもお元気でご活躍ください。これからも様々な作品に出会えることを楽しみにしております》
《無理はなさって無いと思いますが、ドラマや映画で少しのシーンでも拝見したいです》
などと励ましや俳優復帰を期待する声などが多く寄せられている。
2025年11月8日に先輩俳優である仲代達矢さんが92歳で亡くなった際には、11月11日の自身のXで《仲代達矢さんのこと》と書き出し、こうつづっていた。
《俳優座養成所時代、四年先輩の彼が僕らのヒーローだった。(仲代さんが四期生で僕は八期)同級生のなかには、タバコの吸い方まで真似をする奴がいた。
その頃から彼は、舞台、映画両方で大活躍。若手有能演劇俳優が同時に映画スターになった第一号が彼、ナカダイタツヤ。
映画で一緒になると先輩後輩の意識が強くなったように思う。とはいえ共演の機会はあまり無かった。『天国と地獄』『影武者』くらいか。
映画の世界では先輩、後輩の関係はあまりないものだが、我々はお互い四つ違いを大切にして、それを楽しんだ、と思っている。
よい旅立ちであることを願います。グッドラック。ありがとうございました。2025年11月11日山崎努》
山崎は都立上野高校卒業後、俳優座養成所を経て、1959年に文学座に入団。1960年、舞台『熱帯樹』でデビュー。1963年の映画『天国と地獄』(黒澤明監督)で誘拐犯を演じ注目を浴びる。映画『お葬式』(1984年)、『タンポポ』(1985年)、『マルサの女』(1987年)など伊丹十三監督作品の常連としても知られ、60年以上にわたって俳優として第一線で活躍してきた。
スポーツ紙記者が言う。
「11月9日に放送されたトークバラエティ番組『おしゃれクリップ』(日本テレビ系)では、俳優の渡辺謙さんが出演したのですが、山崎さんからの肉声メッセージが紹介され、話題となりました。
渡辺さんは駆け出しのころから、山崎さんに強い影響を受けており、父親のように慕ってきました。山崎さんは60歳で舞台俳優を辞めたこともあり、『映像も期待しているけど、舞台もしてほしい』と渡辺さんへの思いを告白。続けて、『あまり守りに入らないで、今までの謙のスタイルでこれからもやってほしいと思います。自由に奔放にやってください』と語っていました。
放送当時、Xでは山崎さんの声が出ていないことを心配する声もありましたが、久しぶりに山崎さんの肉声をテレビで聞けたことを喜び、またその姿を見せてくれることを願う声がほとんどでした」
2025年8月1日、山崎は自身の公式ホームページをリニューアルしたことをXで告知。ホームページには直筆で<ホームページを新設しました。命ある限り窓口を拡げておきたいからです。よろしく。山崎 努>と書かれていた。
89歳になった今でも“挑戦者”として活躍の幅を広げる山崎努。俳優としての姿をまた見せてくれることを多くのファンが待っている。
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