
紅白出場を決めたK-POPアイドルグループ(写真・共同通信)
12月31日の「第76回NHK紅白歌合戦」に出場が決まっているK-POPアイドルグループ「aespa」の“きのこ雲ランプ”騒動が収まらない。
aespaは韓国を拠点に活動するユニットで、メンバーは韓国人のウィンターとカリナ、日韓ハーフで日本国籍を選択したジゼル、そして中国人のニンニンの4人。2022年5月にニンニンが有料ファンサイトで《可愛いライトを買ったよ。どう?》と書き込み、原爆のきのこ雲を連想させるルームライトの写真をアップした。
「12月3日の産経新聞によると、韓国インターネット通販大手のサイトに、同種の商品が『核爆発』『広島』『原子爆弾』などと明記されていたようです。ニンニンが投稿した当時、韓国国内でも批判が殺到、ニンニンは投稿を即削除しましたが、釈明も謝罪もないままでした。今年になって紅白への出場が決定。過去の発言が掘り起こされ、問題となりました」(芸能担当記者)
ネット署名サイトでは12万人を超える抗議の署名が行われ、12月2日の参議院総務委員会では、日本維新の会の石井苗子議員がこの問題を取り上げた。石井氏の質問に対し、NHKの山名啓雄専務理事兼メディア総局長は《所属事務所から、原爆被害を軽視、揶揄する意図はなかったことなどを確認している。出場に問題はないとの認識だ》と返答。しかし、ニンニン本人や所属事務所からの説明はなく、批判が強まっている。
報道通り、ニンニンのルームライトが「広島」「核爆発」といった宣伝文句で売られていた商品なのであれば、「揶揄する意図はない」というのはなんとも苦しい主張だろう。本誌「Smart FLASH」はこの“虚偽説明疑惑”について12月4日、aespaの所属事務所に質問を送ったが、何の回答もない“黙殺”状態だ。
「今年の司会は、有吉弘行さん、綾瀬はるかさん、今田美桜さん、鈴木奈穂子アナウンサーの4人。メインの有吉さんと綾瀬さんは広島出身であり、出演者には長崎出身の福山雅治さんやMISIAさんもいます。戦後80年に関するコーナーなども予想されるだけに、SNSではやりにくそうという声も多く書き込まれています」(前出・記者)
Xでは
《司会が有吉と綾瀬はるかって広島コンビなのに、「原爆ネタ」のaespaをよく紅白に出せるよなNHKも》
《有吉が、本番でaespaに持ち前の毒舌でライブでぶっ込んでぶち壊したら素晴らしいと思う》
《司会の有吉弘行と綾瀬はるかは広島出身 大トリは福山雅治とMISIAは長崎出身 そこにキノコ雲のaespaが来るなんて NHKは日本人にケンカ売ってるよ》
など、アレルギーは強い様子。
「このままだんまりを続けて紅白に出場したとしても、さらなる批判は避けられないでしょう。本人と所属事務所による謝罪または説明が必要不可欠と主張する人も多く、aespaの今後の日本での活動にも大きな影響が出かねません。今年10月から11月にかけては日本全国4都市全10公演のアリーナツアーを開催し、好評だったようですが、11月末からの騒動は大きな痛手になるでしょう。来年4月から始まる東京・大阪のドームツアーの動員にも大きな影響が出るかもしれません」(前出・記者)
本番まであと約20日。世界的人気グループはどういう決断をするのか。
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