松岡昌宏(左)と国分太一
日本テレビが揺れている。元TOKIO・国分太一の降板で片がついたと思われた『ザ!鉄腕!DASH!!』の騒動が、松岡昌宏の告発で一気に拡大。さまざまな疑惑が浮上したことで、日テレは12月10日になって謝罪コメントを発表した。
「この後手後手の対応が、さらなる逆風を招いています」(芸能ライター)
そもそもの発端は6月に国分がコンプライアンス違反を理由に『鉄腕DASH』から降板し、活動休止が発表されたことだ。これに対して国分は10月に人権救済申し立てを行い、11月の記者会見で「答え合わせがしたい」と主張。ところが日テレは「答え合わせするまでもない」と突っぱね、説明を拒否した。
「日テレは甘い読みをしていたのではないでしょうか。国分さんを降板させれば騒ぎは収まり、松岡さんは城島茂さんとともに、そのまま『DASH』に出てくれるだろうと思っていたはずです。しかし、その読みは大きく外れたようです」(同)
12月3日、松岡昌宏は『週刊文春』と『デイリー新潮』で日テレへの不満を訴えた。その内容は、国分の違反行為の詳細を知らされていないこと、今後の出演について複雑な感情を抱いていること、『鉄腕DASH』の撮影においてケガで病院に運ばれたことなど多岐にわたった。
「これで世間の風向きが一気に変わりました。松岡さんの告発は、単なる『説明不足への不満』ではなく、日テレの安全管理体制そのものに疑問を投げかけるものだったからです」(同前)
12月10日、日テレが慌ただしく発表したコメントでは、「お二人のお気持ちに寄り添った十分なものではなく、大変申し訳なく思っております」と謝罪し、「改めて直接、丁寧にご説明させていただきたい」と、今さらながら説明する構えを見せたのだ。
芸能プロ関係者は一連の日テレの動きから、その危機管理能力不足を指摘する。
「今回のコメントを見ても分かる通り、日テレが城島さん、松岡さんに対して誠意ある対応をしてこなかったことが如実に分かります。さらに、松岡さんの『ケガで病院搬送』発言によって、番組、日テレの“隠ぺい”疑惑も浮き彫りになってきました」
そんな不穏さが増すばかりの日テレにはX上でも、《日テレ大丈夫?》《最近日テレおかしいね》といった声があがっている。
「日テレは城島さん、松岡さんに直接会って丁寧に説明をすると言っていますが、一方で肝心の国分さんには、何がコンプラ違反だったのか説明する機会をもうけることは現時点ではなさそうです。多くの人が納得できないまま、国分さんだけを外して番組を続行することに、城島さんや松岡さんは抵抗感があるのでしょう。この点、日テレの予想以上に、TOKIOの絆が固かったことが示されたと言えるかもしれません。今回の謝罪は遅きに失した感があるかもしれません」(芸能ジャーナリスト)
この負の連鎖はいつまで続くのかーー。
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