
12月11日、バラエティ番組『見取り図じゃん』(テレビ朝日系)が放送され、ゲストにお笑い芸人・やす子が出演。抑圧してきた本音を爆発させ、話題を呼んでいる。
「この日やす子さんは、ふだん言えない不満を小声で言う企画『大きい声では言えないけど、小さい声なら言える女子会』に参加。初登場のやす子さんに、見取り図の盛山晋太郎さんが『いやなこと言わんやろ?』と尋ねると、『爆発しそうだったんで来ました』と返答し、盛山さんも『好感度高いぶん、思うところもあるか』と納得していました」(芸能記者)
すると、さっそくやす子が本領を発揮。重盛さと美が「20年間給料制」と明かし、「この番組のギャラっていくらなんですか?」と疑問を呈し、「大体でも知りたい。10万より上か下かだけで」と求めたのだが、いきなり、やす子が「全然下です」と初登場でありながら毒舌で返したのだ。
「これに、やす子さんの『本音爆発』に理解を示していた盛山さんもイラッとしたのか、『なに、お前が勝手に! 初登場が勝手に言うなよ』と軽くキレていました。その場にいたリリーさんが『まぁまぁ』といさめていましたね」(同)
また、元欅坂46の今泉佑唯が恋愛について吐露した際のやす子の反応にも注目が集まった。
「今泉さんが『やさしい男性よりも悪い男性に惹かれる』と本音を話すと、やす子さんは『真面目に生きてきたからこそ、その反動でそういう人たちに憧れがあるという今泉さんの気持ち、わかります』と共感。
続けて『真面目に生きすぎて、付き合うならタトゥー入れてるラッパーと付き合いたい』と、まさかの恋愛願望を告白したんです。ラップ好きだという彼女は付き合いたいラッパーとして『漢 a.k.a. GAMI』と、実名を明かしていました」(同前)
さらに「いざとなったら銃も撃てるんで」と、自衛官経験を引き合いに出しながら、ダークな一面を見せた。
「この発言から、やす子さん自身が感じている真面目キャラの抑圧が垣間見えます」と語るのは、民放キー局関係者だ。
「やす子さんは児童養護施設で育ち、自衛隊に入隊した経歴から、苦労を乗り越えた真面目な人というイメージが定着しました。昨年の『24時間テレビ』のマラソンでは、養護施設への募金を呼びかけるなど、“いい人” の期待を背負わされてきたのです」
だが、最近はそのイメージにも変化が見られる。8月の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)では、坂上忍の愛犬脱走ドッキリで初対面の人やスタッフにキツい対応をする様子が放送された。
また、12月8日放送の『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)では、STARTO ENTERTAINMENTのジュニアグループ「KEY TO LIT」の猪狩蒼弥に「だからデビューできないんだよ」とキツめのツッコミをし、一部のファンから反感を買ってしまった。
「見た目が温厚で優しそうだからこそ、明けすけな “毒舌” をすると、一部に違和感を覚える視聴者も出て、波紋が広がってしまいます。
“いい人” を求められ続けてきた本人は葛藤しており、イメージの脱却を目指しているところだと思いますが、企業はその “いい人” キャラに託して自社のCMをオファーしているところもあるでしょう。
ただ、“キャラ変” で仕事の幅を広げられる可能性もあるので、悩ましいところですね」(前出・民放キー局関係者)
これまで積み上げてきた “いい人” イメージが、逆に本人を縛ってしまうという状況に追い込まれたやす子。今後のキャラ変が成功するのか、いま過渡期を迎えているようだ。
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