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『坂上どうぶつ王国』、“猫目線カメラ”企画が物議…「外飼い」に医師は「感染症のリスク」指摘、フジテレビの回答は?

芸能 記事投稿日:2025.12.12 17:40 最終更新日:2025.12.12 17:40

『坂上どうぶつ王国』、“猫目線カメラ”企画が物議…「外飼い」に医師は「感染症のリスク」指摘、フジテレビの回答は?

 

 

 坂上忍がMCを務める教養バラエティ番組『坂上どうぶつ王国』(フジテレビ系)では、動物と人間のふれあいが描かれ、見る者の感動を誘う場面も多い。だが、12月5日に放送された企画をめぐり、SNSを中心に物議を醸している。

 

 企画のタイトルは、「猫目線カメラ知られざる裏の顔判明スペシャル」。飼い猫や看板猫、地域猫などに猫目線のカメラとGPSを付け、人間の知らない猫の日常をのぞき見するというコンセプトだった。

 

「この日は、外飼い猫にカメラをつけて生活に密着しました。家では臆病な猫が外で野良猫3匹と1対3で喧嘩をする凶暴な一面があったり、三日間飼い主のもとに帰らない猫がほかの家に上がり込んで可愛がられる様子が紹介されたのです」(スポーツ紙記者)

 

 飼い主も知らない意外な姿がわかり、スタジオは笑いに包まれた。しかし、放送後のXでは

 

《飼い猫を外で飼うというのをテレビでやるなんて本当にやめて欲しい!!!外に出しても大丈夫と思う人が出てしまうじゃん》

 

《猫を外に出してるのってどうなのかね?野良猫と喧嘩したらケガするし病気もあるし、交通事故もあって危険だし、デメリットしかないよ モヤモヤしかない…》

 

《もう外飼い猫肯定する番組やめなよ、、何やってんのいまどき》

 

 など、厳しい声が聞かれた。外飼い猫を主題にしたことに疑問を持たれたようだ。

 

「外飼い猫は、交通事故や迷子になる危険、さらに他の猫と喧嘩して怪我をする可能性があることから、飼い方についてはさまざまな意見があります。環境省でも感染症のリスクから、室内で飼うことを推奨しています。ただ、番組では飼い猫が野良猫3匹を相手に激しい喧嘩をする場面もあったため、外飼い猫をおもしろおかしく扱っているような印象を一部でもたれたのかもしれません」(芸能記者)

 

 一般的に、猫を屋外で飼うことでどんなリスクが想定されるのか。猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」の山本宗伸(そうしん)院長は、とくに感染症が懸念されると指摘する。

 

「猫エイズ(猫免疫不全ウイルス感染症)や猫白血病ウイルス感染症などに感染する可能性が高くなります。猫エイズや猫白血病は、他の猫に噛みつかれることによる咬傷によって感染するため、注意が必要です。また、猫ヘルペスウイルス感染症や猫パルボウイルス感染症は、飛沫感染や糞便接触でも感染します。性格によっては外でしか飼えない猫もいますし、人によって考え方も異なりますが、猫が長生きするためには、室内で飼える方は室内での飼育を推奨します」

 

 外飼い猫への密着企画に対するSNSでの反応は認識しているか、外飼い猫を番組で取りあげるうえで番組として実施していることはあるか。本誌「Smart FLASH」がフジテレビに問い合わせたところ、

 

「さまざまなご意見を頂戴していることは把握しております。頂いたご意見は今後の番組制作にいかしてまいります」

 

 という回答だった。

 

 『坂上どうぶつ王国』は、動物と人間が楽しく過ごせる「どうぶつ王国」を作ることを目指すとうたっている。ニャンコの健康に望ましいものは何か、それをいかに伝えるべきか心得ているはずだが……。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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