芸能・女子アナ芸能

松岡昌宏は「“二の矢、三の矢”を隠し持っている」日テレの“強気対応”の思惑を元フジアナが読み解く

芸能 記事投稿日:2025.12.12 18:30 最終更新日:2025.12.12 18:34

松岡昌宏は「“二の矢、三の矢”を隠し持っている」日テレの“強気対応”の思惑を元フジアナが読み解く

松岡昌宏(左)と国分太一

 

「6月20日の福田社長の会見以降、私も城島(茂)も、日本テレビさんのほうから何の説明もいただいておりません」

 

 国分太一コンプライアンス違反をめぐる日本テレビ(日テレ)の対応に対して、松岡昌宏が、12月4日発売の『週刊文春』と『週刊新潮』で、日本テレビへの不満を吐露。その内容が大いに波紋を呼んでいたなか、日本テレビが、12月10日、コメントを発表した。《お二人のお気持ちに寄り添った十分なものではなく、大変申し訳なく思っております》と謝罪したうえで、《改めて直接、丁寧にご説明させていただきたい》と、松岡らに説明する意向を表明した。しかし、X上では「いまさら?」といった声が多くあがっている。

 

「松岡さんは『週刊新潮』の取材で、日テレに世話になった感謝の気持ちを述べつつ、いまだ国分さんの違反行為の詳細を知らされていないことを告白。このまま何の説明も受けず、自分たちが番組出演を続けることへの複雑な感情や、『ザ! 鉄腕! DASH!!』(以下『鉄腕DASH』)の収録で、30年の間に、ケガをしたり、何度も病院に運ばれたりしたことなどを明かし、『それはコンプライアンス違反にならないのか』などと訴えていました」(芸能担当記者)

 

 国分や松岡との間に不穏な状態が続く日テレだが、これについて「松岡さんが放ったのは、あくまで“一の矢”。“二の矢、三の矢”を隠し持っていることは間違いない」と分析するのは、元フジテレビアナウンサー長谷川豊氏だ。

 

「今回のコンプライアンス違反の内容は『週刊文春』で報じられていますが、その事案は番組制作サイドで止めたり、事前に注意できたりした内容のものです。業務内のできごとであり、(番組スタッフに対する)日テレの安全配慮義務違反が問われてもおかしくありません。本来、外部委員会の調査が入るような事案なんですよ。

 

 さらに、松岡さんが明かした『番組内でのケガや病院搬送』の件も含めて、日テレは、外部委員会の調査が入ることを非常に恐れていると思うんです。だから、“被害者のプライバシー保護”を隠れ蓑にして、『国分さんのみが悪かった』という印象操作で、この件を打ち切りたいのでしょう。しかし国分さんにしてみれば到底、納得できませんよね。国分さんの気持ちを推測すると『私もセクハラしたかもしれないけど、いくらなんでも押しつけすぎじゃないですか? お互いが傷つかないとおかしくないですか?』という思いがあるんじゃないでしょうか」

 

 2025年1月、中居正広の性暴力問題について会見を開いたフジテレビは、参加メディアを制限しないフルオープン形式の会見をおこなった。10時間を超える異例のロングラン会見となったが、世間に対して、いちおうの誠意は示したといえる。ところが、日テレは国分のコンプラ違反の内容をいっさい明かさず、「答え合わせ」を求める国分の願いも突っぱね、一貫して強気な姿勢を貫いている。

 

「不可解なまでに強気な日テレ側の対応に対しては、局内にも不満を持つ人がいると思います。今回の件は、局内で徹底した箝口令が敷かれていると聞いています。日テレは自己保身のために、あくまでも国分さんひとりを悪者にして、ことを収束させたいんです。

 

 そこまでするのは、不動産収入などがあるフジテレビやTBSと違って、日テレは広告収入への依存が大きいからです。フジの二の舞いのようなことになったら、持ち堪えられない。テレビ局としての存続が危ぶまれます。だからこそ、外部委員会の調査を絶対に入れたくないわけです。ただ、松岡さんが“二の矢、三の矢”を放ったり、内部からの告発者などが出たりしてきて、詳細が明らかになったら、フジよりひどいことになる可能性もあります。

 

 松岡さんの今後ですか? もし、これで日テレが松岡さんを切るようなことがあれば、いちばんの悪手だし、世論は松岡さんに味方するでしょう。そもそも松岡さんほどの人気と知名度があれば、テレビに頼らずとも十分やっていけるでしょうから、まったく心配はないんじゃないですか。

 

 僕個人は、時期を見て、いずれは国分さんも『鉄腕DASH』に戻したほうがいいと思いますけどね。今回の国分さんの事案は、わいせつ事案とはいえ、『性加害』と認定されたわけでもない。極端な言い方をすれば、それがここまでの大問題になるのなら、いまテレビの制作畑にいる40代以上は、ほとんどクビになるんじゃないかな。僕はそう思いますけどね」(長谷川氏)

 

 はたして松岡と日テレの関係性は、今後、どうなっていくのだろうか。

12

出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

芸能・エンタメ一覧をもっと見る

今、あなたにおすすめの記事

関連キーワードの記事を探す