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ジョニー・デップ「7万5000円」撮影会が大混乱…「20時間待って結局会えず」「トイレもずっと我慢」参加者が憤慨する “惨状”

芸能 記事投稿日:2025.12.13 06:00 最終更新日:2025.12.13 06:05

ジョニー・デップ「7万5000円」撮影会が大混乱…「20時間待って結局会えず」「トイレもずっと我慢」参加者が憤慨する “惨状”

来日したジョニー・デップ

 

「7万5000円も支払って、サインも撮影もナシ。2日間、ただ列に並んだだけですよ」

 

 こう憤るのは、都内在住のAさん。8年半ぶりに来日したスーパースターに日本中が振り回されたようだ。

 

「『パイレーツ・オブ・カリビアン』などで世界中を席巻したジョニー・デップが来日したんです。11月28日から開催されている自身のアート作品展覧会『A Bunch of Stuff -Tokyo』の準備や、自身が30年ぶりに監督を務めた映画『モディリアーニ』のジャパンプレミアに出席するなど、さまざまな目的があったようです」(芸能記者)

 

 なかでも注目を浴びたのは、幕張メッセで開かれた「東京コミコン2025」への出席だった。同イベントでは、ほかのハリウッド俳優とともに、撮影会を開催。ほかの俳優が2万5000円程度なのに、ジョニーは3倍の7万5000円。それでも即日完売で、キャンセルチケットのリリースも出ない人気ぶりとなった。

 

「映画『モディリアーニ』でジョニーはプロデューサーも務めており、制作費も出しています。もし大コケしたら、かぶるのは彼。だからおカネはいくらあっても足りない状態で、今回の来日も一種の出稼ぎですね」(同)

 

 だが、当日、事件は起きた。12月6日と7日の2日開催だったが、大幅にスケジュールが後ろ倒しになったのだ。前出のAさんが、こう憤る。

 

「私は6日18時の回に参加予定だったのですが、当日は朝からジョニーの到着が遅れていたようです。それでも並び続けたのですが、22時ごろ、結局中止に。翌日に振り替えるとアナウンスされたので、次の日、また午前11時から並びました」

 

 ところが、翌日も撮影会は遅々として進まなかった。そもそも、ジョニーが会場入りしたのは2時間半遅れの13時すぎだ。

 

「20時すぎになって、ようやく撮影会コーナーの直前まで列が進みました。QRコード式のチケットをスタッフにスキャンしてもらい、いつ呼ばれるかな、というタイミングで、中止を告げられたんです。

 

 手短かに終わるサイン会に切り替える、返金もする、というアナウンスでしたが、スタッフごとに説明がバラバラで要領を得ませんでした。

 

 私はサインに興味はなかったので、あとで返金してもらおうと、すぐに帰宅しました。もう正直へとへとでしたから」(Aさん)

 

 ところが、ここからさらに悲劇が待っていた。

 

「販売元のチケットぴあに問い合わせると、チケットは使用済みのため返金できないと言われたんです。現在、消費者庁にも被害を報告しています。今後の対応次第ではチケット代含め損害賠償という形で進めます。

 

 SNSでは、出待ちをしていた一部のファンが、ジョニーと無料で撮影したりサインを書いてもらったりしたとの報告があがっています。正直、20時間以上の時間を無駄にしたこの2日間のことを考えるとやるせない気持ちです。運営が杜撰すぎて、おかしいですよ」(Aさん)

 

 同じく1日め、2日めと長時間並んだ末、ようやくサインをもらったというBさんも、稚拙なイベント運営に憤る。

 

「待機中は、トイレに行くために列を離れた場合も並び直しになると説明を受けていたため、多くの参加者が水分補給を控えたり、食事を取らず我慢したりしていました。

 

 ピリピリした空気のなか、現場のスタッフも『正直、僕らも状況がわからないんです』と語っていました。撮影会やサイン会のチケットが多すぎたんだと思いますよ。

 

 ネットには『大盛況のうちに終了した』といった内容の記事が多いですが、あの惨状があまりに知られていないと感じています」

 

 一方、7日に無事サイン会に参加できたというCさんはこう語る。

 

「本来は18時参加だったのですが、22時にサインをもらえました。ジョニーはサインをひたすら書いていて、ベルトコンベアのように流れ作業でどんどんもらっていく感じでした。

 

 幸い、私は目を見て握手してくれて、『サンキュー』と言ってくれました。ただ、顔色は明らかに悪かったですね。そうとう疲れていたんだと思いますよ。『お体をお大事に』しか言えませんでした。本当は冗談を言おうと思っていたので残念です」

 

 日本中から熱心なファンが集った同イベントで、なぜこれほどの大混乱が生まれてしまったのだろうか。業界関係者がこう語る。

 

「ジョニーに会ったことや取材したことがある人ならよくわかると思うんですが、とにかくいい人なんですよ。メディアから同じような質問を何度受けても嫌がらずに答えるし、レッドカーペットでサインやハグを求められれば、なんでも応じてしまう。

 

 ファン対応に手を抜かないんです。逆に言えば、主催者は最初からこうした情報を把握して、余裕を持ったスケジュールを組むべきだったでしょう。遅れた場合にどう対応するかも事前にしっかり決めておくべきでした。

 

 ただ、一連の騒動はジョニー本人も知っていて、さすがに悪いと思ったらしいですよ。1月に入ったら、書き切れなかったサインをアメリカから日本に送ると主催者に提案しているらしいです。これだから憎めないんですよね」

 

 次の来日では、たっぷり時間の余裕を持ってほしいものだ。

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出典元: SmartFLASH

著者: 『FLASH』編集部

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