
ロケ中の上白石萌歌
12月上旬、東京・新橋に現れたのは女優の小雪と上白石萌歌だ。上白石に微笑む小雪は、まるで母親のような温かい眼差しでーー。
「1月ドラマ『パンダより恋が苦手な私たち』(日本テレビ系)の撮影ですよ」と明かすのは制作会社関係者だ。
「恋にも仕事にも自信をなくした生活情報誌の編集者・一葉を上白石さんが演じます。動物の恋愛行動を研究する大学准教授(生田斗真)と出会ったことで、思いがけない形で “人の恋” や “自分の生き方” を見つめ直していく物語です。
動物の不思議な習性が、W主演の2人の背中をそっと押していくという、あたたかくてユニークなラブコメですね。
上白石さんは、地上波連ドラ主演ということで、ハリキリ方がすごいですよ。台本のセリフなんて、前日でもう完璧です。ただ、緊張しっぱなしの様子なので、生田さんはじめ、経験を積んできたベテランたちが和ませています」
そうした一人が、上白石の上司役を演じる小雪だ。
「小雪さんは、新しく編集部に赴任してくる編集長役。組織の体制を見直すためにやってきた、クールで隙のない存在。劇中では “ピリピリ関係” ですが、実際の現場では温かいお母さんのような雰囲気です。実生活では3人のお子さんのお母さんでもあるので、そういう優しくて面倒見のいい雰囲気が出ているんです。
小雪さんは、ふだんから東京と青森の2拠点生活を送っていて、子供たちは学校があるのでいまは青森にいます。年末年始、撮影が休みになったら青森に戻るのだとか。家を開けている間は、いちばん上の中学生になった長男が、料理でも何でもするそうです」(前出・制作会社関係者)
本誌は、ロケの合間に起きたほほえましいやり取りをキャッチした。小雪が手にしていた缶タイプの保湿クリームを見せると、上白石は興味津々に匂いを確かめ、唇や手に塗っていた。そんな姿をニコニコと見守る小雪は、たしかに上司というより母ーー。
「萌歌さんも、萌音さんというお姉さんがいるからか、生粋の末っ子気質というか、かわいがられる能力に長けてますからね。小雪さんが、青森ではご飯やパンを毎回かまどで炊いたり焼いたりしている、味噌やしょうゆも糀から手作りしているという話をしたら、目をキラキラさせながら『うらやましいです!』と言っていたそう。
クランクアップして、雪解けの春になったら、青森の小雪さん宅に萌歌さんが遊びに行くなんてこともあるかもしれませんね」(同)
和やかなムードこそ、人気ドラマが生まれる “現場力” なのかも。
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