
三谷幸喜(写真・共同通信)
三谷幸喜が、12月13日放送の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演。自身が脚本を手掛けるドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系、『もしがく』)の視聴を訴える一幕があった。
「この日は、TBSの大ヒットドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(『じゃあつく』)を特集。街の声や、竹内涼真さん演じる九州男児・勝男の魅力解説に加え、『竹内涼真でもないのに料理にダメ出しする男性』を揶揄する“竹内涼真構文”も紹介されました」(芸能記者)
同作は無料配信再生数がTBSドラマ史上最高を記録し、12月9日の最終回の視聴率も世帯8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)と番組最高を更新。社会現象と称される盛り上がりを見せた。
スタジオでこの特集を見ていたのが、『もしがく』で脚本を担当した三谷だ。Xでは
《三谷さんも今期ドラマの脚本やってるのに、しかもあまり視聴率振るわないのに、TBSで人気のドラマを取り上げるって、ある意味ジゴク… 》
との声も上がり、確かに表情は硬かった。
「おそらくTBSでも『じゃあつく』で持ちきりでしょうし、局内には同作の高視聴率を称える張り紙もたくさん貼られているはずです。その中で自身の作品は話題にすらなっていない歯がゆさは感じているはず」(同前)
このあとのエンディングで三谷は「“じゃあつく現象”の話、ありましたけど、“もしがく現象”というのもありましてね」と切り出したという。
「安住紳一郎アナがわざと『もしがくってなんですか?』と尋ねると、三谷さんは『知らないんですか?僕のドラマですよ!』とやや声を荒らげて主張。
続けて『来週最終回なんで』と同作のPRをしつつ、『僕は水曜日のダウンタウンを見ます』(TBS系)と、裏番組の『水ダウ』を見るとコメント。しかし最後は『お楽しみに!』と本音が漏れていました」(同前)
『もしがく』は、三谷が25年ぶりにゴールデン・プライム帯の民放連続ドラマを手掛けるということで当初は話題だった。
「しかし、登場人物の多さなどからいきなり視聴者離れが進み、 10月1日の第1話は世帯5.4%、個人3.1% という低調な船出でした」(芸能プロ関係者)
11月26日の第9話は世帯2.8%、個人1.6%と番組最低を記録。12月10日の第10話は2週ぶりにオンエアされ、世帯3.2%、個人1.9%とやや持ち直したが……。
「第10話は、菅田将暉さん演じる主人公・久部三成と、野添義弘さん演じるWS劇場の支配人・浅野大門の会話の中で、今作のタイトルがみごとに回収されました。
ただこのタイトルの基になったのは、シェイクスピアの喜劇『お気に召すまま』のとある台詞です。こうした予備知識がないと楽しみにくいなど、やや三谷さんの作品がマニア向けになってしまったことが低迷の原因の1つと思われます。期待値や出演者の豪華さを考えると大爆死と言えるでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
「もしがく現象」は最終回後にあるかもしれない。
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