
2025年6月、都内のビルから出てきた乙武洋匡氏(写真・金谷千治)
《過日、不測の事態に陥り、医師から『命は永らえない』と告げられたものの、生き延びてしまった!…とはいえ、四肢は完全麻痺。》
12月8日、自身のホームページで、唐突にそう告げたロックバンド『バービーボーイズ』のKONTA。1980年代の日本のロックシーンを盛り上げたバンドの“顔”であるKONTAの衝撃的な告白に、ファンの間には大きな動揺が広がった。
「不慮の事故によって四肢麻痺となってしまったことを明かしたKONTAさんは、続けて《肩から上しか使い物にならないのではただの帽子掛けなので、せめて唄うことにした。》と、シンガーとしての活動継続を宣言。
バンドを勇退したドラム小沼俊明さんを除く、残ったメンバー4人の《「BARBEE BOYS 4PEACE」では、サックスこそ吹けないが、おれの変わり果てた姿と変わらぬふてぶてしさをお楽しみいただくため、もっか練成の日々である》と気丈に綴り、ファンから多くの応援の声が寄せられていました」(芸能記者)
そんななか、ベストセラーとなった『五体不満足』で知られる作家の乙武洋匡氏が、12月13日にXを更新。《四肢麻痺となった、あの人へのメッセージ。》との言葉を添えて、noteの記事を貼り付けて公開。《みなさん、良かったら拡散お願いします!》と求めた。
「乙武さんは、『帽子掛けなんかじゃねえ。』のタイトルで、noteにKONTAさんへの思いを投稿。小学校6年生のときに、杏子とKONTAという男女のツインボーカルから成るバービーボーイズのカッコよさに虜にされたことを明かしつつ、《あれから37年が経った。杏子とともにツインボーカルを務めていたKONTAが、不慮の事故によって四肢麻痺になったと発表された。その衝撃の事実にも驚かされたが、事務所を通じて発表されたそのコメントが、当時のカッコ良さを1ミリも損なうことなく、これまた驚かされた》と記しています。
そして、《四肢麻痺となった人に使っていい言葉かどうか一瞬ためらうが、こんな粋なコメントを発表する彼ならきっと笑って許してくれるだろう》《マジで痺れた》と、前を向くKONTAさんの姿勢を絶賛。さらに、《KONTAさんのセクシーな歌声とサックスプレイに魅了されていた当時12歳の四肢欠損の少年が、いまや四肢麻痺となった65歳のミュージシャンに何かしらの恩返しができないかと、僭越ながら思っている》と語ると、KONTAさんへの応援コメントとともに《KONTAさんの復帰ステージ、必ず観に行きます》と締めくくりました」(同前)
自身も障害を持つ乙武氏ならではの気持ちのこもったメッセージに、コメント欄には、
《KONTAさんに届きますように》
《泣けました。ありがとうございます!!》
といった声が複数寄せられている。
「シンガーとしての活動継続を宣言したものの、病状が心配されていたKONTAさんですが、12月13日、2026年2月14日と15日に仙台で開催される『サンドウィッチマン×狩野英孝×MUSICカノフェス2026』の『DAY2』(15日)に、『BARBEE BOYS 4PEACE』として出演することが発表されました。
ファンからは『復帰を待ってますが、無理はしないでください』という声が多く寄せられるなか、予想以上に早いステージ復帰を発表したことで、ファンも驚いているのではないでしょうか。4人編成で再始動する『BARBEE BOYS 4PEACE』の初ステージで、四肢麻痺となってしまったKONTAさんがどんな歌声を聴かせてくれるのか、ファンを超えて多くの人が注目するはずです」(音楽ライター)
唯一無二のハスキーボイスを持つ、KONTAの不屈のカムバックに期待したい。
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