『THE W』で優勝を果たしたニッチェの江上
12月13日放送の『女芸人No.1決定戦 THE W 2025』(日本テレビ系)で、ニッチェが9代目女王に輝いた。だが芸歴20年という大ベテランの栄冠に一部では疑問の声もあがっている。
「史上最多1044組のエントリーがあった今大会。紺野ぶるま(2年連続5度目)、エルフ(4年連続4度目)、初の決勝に勝ち進んだパンツ万博、電気ジュース、とんでもあや、もめんとといった顔ぶれの中で、7年ぶりに出場したニッチェが勝ちました」(芸能記者)
ニッチェの『THE W』参戦の歴史は長い。2017年・第1回大会は4位、続く翌2018年は3位と大健闘したものの優勝には届かなかった。
「その間、江上敬子さんは2人の子どもの母となり、近藤くみこさんも結婚。ここで賞レースに挑むことについて、江上さんは『場違いかなというのはあった』と振り返りましたが、それでも近藤さんは『しばらく離れてた身としてまた戦いたいという気持ちになった』と語っています」(同)
今回、ニッチェは賞金1000万円と『日テレ人気番組出演権』『冠特番』などの副賞を獲得した。
インパクトのある入り、抜群の演技力、巧みな構成、審査員受けしそうなキラーフレーズ、鮮やかなオチ……熟練のコントを見せつけた2人にX上では、《文句なし》と称賛がある一方、《今更ベテランのニッチェを優勝させる目的もわからない》《優勝したニッチェが今さら番組出演勝ち取ったところで》と、異議も出ている。
「今大会には、結成1年めのフレッシュコンビであるパンツ万博、50歳で水道メーター検針員のバイトをしているというピン芸人・とんでもあやなど、あまり知られていない新人も出ていました。『THE W』は『一夜にして人生が変わる』と銘打ってはいますが、芸歴に制限がないということはすなわち腕がある芸人しか残れないことも意味します」(放送作家)
ちなみに『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)の出場資格は、結成15年以内という制限がある。
「芸歴の制限を設けないことで間口を広くし、ベテランに夢を与えるという意義は今回によって果たされましたが、たとえば昨年の『M-1』から準優勝のバッテリィズがブレイクしたのとは違い、『THE W』から人気に火が付いたという例は最近はありません」(前出・放送作家)
2005年頃から活動しているニッチェの同期はトレンディエンジェル、フルーツポンチ、インポッシブルといった、これまたベテラン勢。お笑い界、特に女性芸人の新陳代謝は進んでいるのだろうか。
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