
妻夫木聡
12月14日、妻夫木聡主演の日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS系)の最終話が放送された。
クライマックスは2025年の有馬記念。奇跡的な復活を遂げたサラブレッドのロイヤルファミリーが先頭に立ちそのままゴールと思われたが、大外からライバルのビッグホープが猛然と追い上げ、2頭並んでゴール。写真判定の結果、ロイヤルファミリーは2着で敗れた。もともと有馬での引退を発表していたロイヤルファミリーだが、それを撤回して現役続行。大阪杯、天皇賞・春とG㈵を連勝し、秋はフランスの凱旋門賞、そして有馬記念を制覇し有終の美を飾るーーという大団円のエンディングとなった。
Xには、《感動した》という声が多数あるなか、こんな声も。
《ロイヤルファミリーの最終回 有馬記念 1-14での決着 もしかしたらサイン馬券》
《ロイヤルファミリーがサインだとするなら有馬はタバルしかないと思うんですけど》
ドラマのなかに今年の有馬記念の“サイン”があるのでは、との推測で盛り上がっているのだ。ドラマの中の2025年の有馬では、1着が1番、2着が14番、3着が2番。単純に考えれば、勝つのは1番、3連単は1-14-2となるのだが……。
「Xで多い意見は、今年の宝塚記念で優勝したメイショウタバルが勝つというもの。ドラマでは出遅れた逃げ馬が追い込んで勝つのですが、同馬は逃げ馬です。また、同馬のオーナーだった松本好雄さんは8月に亡くなり、現在は息子の好隆さんが馬主。さらに、故・松本オーナーは大牧場ではなく日高の中小牧場が生産した馬を積極的に購入されていたことも、ドラマと重なります。
ドラマでは、ロイヤルホープ産駒が1着と2着でした。同じ種牡馬の産駒という見方をすれば、エピファネイア産駒のダノンデサイルとビザンチンドリームや、レイデオロ産駒のアドマイヤテラとサンライズアースが現実の有馬で1着・2着とも解釈できる。ドラマ内で勝ったビッグホープは芦毛でしたが、現実の登録馬で唯一の芦毛がアドマイヤテラです。競馬ファンはこの類の話が大好きで、あげればキリがありませんけどね」(競馬ライター)
JRAが全面協力した異色のドラマ。最終回の視聴率は11.4%で、個人視聴率は番組最高の7.0%を記録した。一方、現実の2025年・有馬記念のゲートが開くのは、12月28日の午後3時40分だ。こちらの筋書のない“ドラマ”も待ち遠しい。
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