ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系)で主演をつとめる菅田将暉
12月17日、三谷幸喜脚本のドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(フジテレビ系、以下『もしがく』)が最終回を迎える。
三谷氏が25年ぶりにGP帯の民放連ドラを手掛けたこの作品。主演は菅田将暉、共演に二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波など、主役クラスの豪華キャストが顔を揃えたことでも話題を呼んだ。だが、フタをあければ、まさかの低視聴率に喘いでいる。
初回(10月1日)の世帯平均視聴率は5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東平均)。しかし、第2話以降は一度も5%を超えることはなく、第9話はなんと2.8%にまで落ち込んだ。第10話までの平均は3.7%だ。
TVerの「お気に入り登録」は52.5万(12月17日時点、以下同)。民放の秋ドラマでは『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)の160万、『良いこと悪いこと』(日本テレビ系)の132万などに大きな差を付けられている。
前評判が高かった作品のまさかの状況に、フジテレビもさすがに“白旗を上げた”ようだ。
「いくら数字(視聴率)が悪いといってもGP帯のドラマですから、最終回ぐらいは番組宣伝に力を入れるのではと思っていましたが、ほとんどありません。よくあるのが、放送当日の朝から生番組にドラマの出演者がゲストで出るものですが、『めざましテレビ』に菅田さんと二階堂さんがVTR出演したくらいです。せっかく最終回を30分拡大版で放送するのですから、もっと宣伝すべきだと思いますけどね」(芸能記者)
最終回でも、強い“逆風”が吹いている。裏番組、つまり同じ夜10時から『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の大人気企画「名探偵津田」が放送されるのだ。
「ダイアンの津田篤宏さんがミステリードラマの世界から抜け出せなくなるドッキリ企画で、津田さんの『長袖をください』という言葉が2025年流行語大賞にもノミネートされたほどの人気です。今回放送されるのは第4弾で、90分のスペシャル。つまり裏の『もしがく』と丸かぶりとなるのです。『もしがく』には、さらに厳しい状況と言えそうです」(同前)
Xには
《水ダウ、もしがく最終回を本気で潰しにかかってきている》
《もしがく最終回が名探偵津田と時間モロかぶりしてるの痛そうだな…。もしがく好きで見てきたけどリアル視聴は津田にしようかなと思っちゃってるし》
などの声もみられる。
12月13日放送の『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)に出演した三谷氏は、「来週最終回なんで」と宣伝をしつつ「僕は水曜日のダウンタウンを見ます」と言っていたが……。
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