アンガールズ・田中卓志
アンガールズ田中卓志がゴールデン初MCを務めるーー。そんな触れ込みで2022年4月から始まったクイズ番組『呼び出し先生タナカ』(フジテレビ系)が、来春で打ち切られることが話題となっている。
「12月16日、『WEB女性自身』が、フジテレビに蔓延する“バラエティ軽視”の流れから、同番組の打ち切りが決まったと報じています」(芸能記者)
番組開始当初、司会の田中は芸歴22年めでつかんだチャンスに意欲を見せ、有吉弘行からも祝福されていたが、もしこの報道が事実とすればなんとも残念な結末だ。
「ただ田中さんのやる気とは裏腹に、番組は迷走し、何度かリニューアルを余儀なくされました。現在はママタレントや各局出身アナウンサー、高学歴芸人など、あるくくりの芸能人が知識・学力を競い合う形式になっていますが、その前は2チームによるクイズ対決も半年間やっていましたね」
今となっては、こうした延命策もむなしく響くが、じつは、“出だし” から番組は試練を迎えていた。
「そもそも番組内容は、収録1週間前に、主におバカ芸能人にテストを実施。その珍回答を担任の田中さんと、副担任のシソンヌ長谷川忍さんが発表しながら、順位をつけていくという形式です。
また同番組では、答えを発表することを『シェア』と呼び、最下位となった生徒は放課後、田中さんから呼び出され、説教を食らうなど細かいギミックはありましたが、これが当初『めちゃ2イケてるッ!』(同系)の『抜き打ちテスト』のパクリではないかと指摘されたのです」(同前)
『抜き打ちテスト』は、ナインティナイン岡村隆史が担任、また佐野瑞樹アナが副担任となり、モーニング娘。やAKB48といったアイドルに試験を課して驚きの誤答をイジるという『めちゃイケ』の名物コーナーだった。
「スタート当初、岡村さんはラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)の中で、『呼び出し先生タナカ』について、『オレも出してくれへん?』『ノウハウは知っているから』と、ややトゲのあるアピール。また『うちの学校は廃校になった』と自虐を交え、親友でもある田中さんの冠番組について触れていました」(同前)
そんな『呼び出し先生タナカ』について放送作家はこう語る。
「他のテレビ局が別の番組をバージョンアップさせるケースは聞いたことがありますが、同じ局内で、ほぼ同じ“二匹めのドジョウ”を探す事例は珍しいのでは。いずれにせよ“めちゃイケのパクり”という認識から抜け出すことはできなかったのではないでしょうか」
もちろん、元HKT48・村重杏奈などこの番組から注目されたタレントもいる。よくありがちだが、「一定の役割は果たした」というところかーー。
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