
ひろゆきこと実業家の西村博之氏が、12月17日放送の『ABEMA Prime(アベプラ)』で、中学時代に万引きした過去をカミングアウトした。この日は、他人を撮ってSNSで拡散するという “さらし行為” について意見が交わされていたのだが……。
「ひろゆき氏は、『たとえば万引き犯をさらす本屋と、まったくさらさない本屋があると、子どもたちはさらさない本屋に行くんですよね』と持論を展開。その流れで『僕は中学のときに万引きしたんですけど……』と、突然、昔の罪を語り始めたんです」(芸能記者)
ひろゆき氏は、さらに “経験談” にもとづいた手口を解説し始めた。
「『個人商店は無理じゃないですか。だから社員が頑張ってないところに行こうって、口伝えでなるんですよね』とターゲットの選定方法について言及。万引きしやすい店の情報がクチコミで広まるとしたうえで、『だからちゃんと、(万引き犯を)さらしたほうが抑止力になると思います』と “抑止力” について語り、スタジオをザワつかせていました」(同)
進行役の平石直之アナウンサーが、「武勇伝のように語らないでください。まあ時効ではあるのかな」と注意すると、ひろゆき氏は「すいませんでした!」と頭を下げた。
ここで思い出すのが、2005年、タレントのあびる優が、日本テレビの深夜番組『カミングダウト』で、“集団万引き” したことを告白した事件だ。
「小学3年生のとき、店舗の倉庫に侵入。ダンボールに食品や飲料などの商品を詰め込み、配送業者を装い、複数人で繰り返し犯行をおこなったと回顧。さらに店舗を閉店に追いこんだ、という話を『ちょっと前の話』として披露し、各方面からの抗議を受けました。
この騒動を受けて、所属事務所は芸能活動を2カ月自粛させたものの、その後は仕事が激減。いわば業界で “干された” かたちとなり、2023年には24年間所属した事務所を退社しています」(同)
ひろゆき氏の告白に、X上では《万引き発言でテレビ出れなくなったりせぇへんの?》といった疑問が寄せられているが、あまり炎上していない。あびると同じ悪事の暴露なのに、なぜ運命は分かれるのか。放送作家が語る。
「あびるさんの場合は、持ちネタのように悪質な集団万引きの手口を詳細に語ったうえ、『店を潰した』という被害の重さがわかる “後日談” が視聴者の怒りを買いやすかったのではないでしょうか。また小学生による万引きというインパクトも大きかった。
一方、ひろゆき氏は『万引きしたことがある』とだけ言及し、それ以上は語っていません。具体的にいくらぐらいのものを万引きしたのかもわかりませんからね。また、自由な発言をするキャラとして認知されているというのも、“許されている” 原因でしょう。
ただ、一方でこうしたエピソードを話すこと事態、万引きという “窃盗行為” のハードル下げる要因になりえます。一つ二つの商品が万引きされただけで潰れるお店は少ないでしょうが、こうした万引きが重なることで経営が悪化し、防犯設備など余計なコストがかかるのも事実です」
当然、万引きは許されることではない。
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