
Mrs. GREEN APPLE
12月16日、3人組バンド・Mrs. GREEN APPLE(以下・ミセス)の一番くじが発売された。今回で3度めの販売となり、発売初日には公式から《お一人様1会計につき3個まで》の購入制限が呼びかけられたものの、実際にはまとめ買いや転売が目立ち、ファンの間で不満の声が広がっている。
「一番くじには『ラストワン賞』という、最後の1枚を引いた人だけが手にできる特別な景品があります。今回のミセスに限らず、一番くじが登場するたびに必ず設定されるため、ファンにとってはどうしても欲しい存在です。
くじをすべて購入すれば必然的に手に入ることから、くじを丸ごと買う “ロット買い” を選ぶ人が出てきます。さらに、それがフリマサイトなどで高額転売されているのを目にすれば、ファンが複雑な思いを抱くのも無理はありません」(芸能ジャーナリスト)
実際、フリマサイトを確認すると、特に人気の高いボーカル・大森元貴のぬいぐるみマスコットは9000円前後で取引されていた。転売目的で購入された可能性も否定できない状況だ。
「くじは1回税込み750円ですから、単純計算でも10倍以上の価格になります。そもそも、くじを引くことすらできなかったファンがいるなかで、こうした高額取引がおこなわれている現状は、純粋に楽しみたかった人の気持ちを刺激してしまいます。
人気の高さの裏返しとも言えますが、“くじを引くワクワク感” さえ味わえない状況そのものが問題です」(同)
X上では、
《一番くじのぬい達が、ほぼ転売ヤー達の手元に行ったん?って思うくらい酷い》
《転売から買うのをやめない限り、ずっとこの状況なんだろうな》
《今まで一番くじ引けたことないよ……ミセスさん!!もっと厳しいルールにして多くの人に届けて》
と、嘆きの声が相次いでいる。今回はオンライン販売が実施されなかったこともあり、発売当日は店舗前に行列ができるケースが続出した。公平性と現場負担の両面から、販売方法のあり方があらためて問われる形となった。
「ミセスは、現在日本でトップクラスの人気を誇り、勢いは今後も続くと見られます。人気が拡大するほど、グッズ販売をめぐる混乱も起こりやすくなるだけに、運営側には公平性を意識した仕組みづくりが求められそうです」(同)
多くのファンが平等に楽しめる形を実現できるのか、次回以降の販売方法に注目が集まる。
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