12月17日、NHKは定例会見にて、大晦日に放送する『第76回NHK紅白歌合戦』への出場が発表されたK-POPグループ・aespaについて、あらためて出場を明言した。
「aespaに関しては、メンバーのニンニンさんが過去に起こしていた騒動が再燃していました。2022年、ニンニンさんは、会員向けアプリにて、『かわいいライト買ったよ』と、核爆発で生じるきのこ雲を模したようなランプを投稿。原爆を想起させるアイテムだとして、各所から非難を浴びました。
今回、紅白に起用されたことで、同投稿があらためて問題視され、ネット上では出場停止を求める署名運動まで起こりました。現時点で14万弱の署名が集まっており、出場が危ぶまれていたんです」(芸能記者)
会見では、山名啓雄メディア総局長が、「基本的には出場してもらう方向で変わりない」と宣言。担当者も「当該事務所に、原爆をやゆする意図はなかったと確認しています。総合的な判断から、出場予定に変更はありません」とコメントした。
だが、世間からは「理解できない」といった反応も強い。また、MCを務めるタレント・有吉弘行や女優・綾瀬はるかが広島出身であることもあり、SNSでは「NHKは本気で綾瀬はるかにaespaの紹介をさせるの?」「司会者は広島県出身なのに……」といった批判が相次いでいる。
特に、綾瀬はるかといえば、原爆による被害で、祖母の姉が亡くなっていることでも知られている。
「綾瀬さんの大伯母は、1945年8月、広島に投下された原爆により亡くなっています。綾瀬さんにとって、戦争は身近な問題であり、ここ10数年、何度も戦争や原爆をテーマにした番組に出演し、体験者たちに聞き取りを重ねてきました。
2005年に放送されたドキュメンタリー『ヒロシマ』(TBS系)で、綾瀬さんは初めて祖母から原爆の話を聞いています。祖母は、姉の遺体を見つけることはできなかったと話し、『戦争なんか起こさんように、女性がしっかりせなだめなんよ』と綾瀬さんに伝えていました。そうした経緯があるだけに、綾瀬さんとaespaの共演に疑問の声があがるのは、仕方のないことかもしれません」(前出・芸能記者)
本番まで2週間を切った。この波乱が収まるまでには時間が足りないかもしれない。
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