有吉弘行
2026年1月1日の夜に新春特別番組『有吉弘行の超なるほど! ザ・ワールド』(フジテレビ系)を放送することが発表された。
『なるほど! ザ・ワールド』は、1981年から1996年にレギュラー放送され、その後も特番が組まれてきた。今回は2020年以来、6年ぶりの復活となる。
「番組MCは有吉弘行さんと指原莉乃さんが務めます。世界各国の現地で暮らす人々の生活に密着しつつ、現地の文化や知恵をクイズ形式で紹介する内容になるようです。ゲストには、阿佐ヶ谷姉妹やアンミカさん、みちょぱこと池田美優さん、野呂佳代さん、WEST.の重岡大毅さん、Snow Manの深澤辰哉さんらが出演します」(芸能記者)
人気クイズ番組の復活、豪華な顔ぶれが明らかになり、Xでは
《なるほど!ザ・ワールド復活!?有吉さん&指原さんのMC楽しみすぎる》
《復活してくれるのをずっと待ってました》
など、歓喜の声があがっている。今回のように、平成に人気を博したクイズ番組が復活するケースは増えているという。
「5月に山里亮太さんと永井美奈子さんがMCを務めた『マジカル頭脳パワー!!』(日本テレビ系)が放送され、2026年1月1日にはみのもんたさんの『クイズ$ミリオネア』(フジテレビ系)が嵐の二宮和也さんの司会で復活することが決まっています。
また、2024年8月には、AI技術を使って令和のタレントが昭和や平成のクイズ番組にタイムスリップし、当時の問題に挑戦する『クイズタイムリープ』(日本テレビ系)が放送されました。最新技術を駆使した新しいスタイルで、2024年に優れた番組に贈られるギャラクシー賞月間賞を受賞するなど、注目を集めました」(前出・芸能記者)
こうしたクイズ番組が増えている背景には、制作側の事情も関係しているようだ。
「クイズ番組は一度使ったセットを長期的に使えますし、ロケに比べると、圧倒的に人件費などを抑えられます。また、タレント事務所からすると、若手の知名度アップに好都合のため、出演オファーには積極的だそうです。近年は、どの局も、ひと昔前に比べて番組に使える予算が限られていますし、特番を作ることになった際、自然とクイズ番組に頼るのかもしれません」(テレビ局関係者)
では、なぜ今、平成のクイズ番組が相次いで復活しているのか。コラムニストのペリー荻野氏は、家族で気軽に視聴できる点が大きいと指摘する。
「幼少期に見ていた人が大人になって、子育てするようになった際、平成のクイズ番組が復活するとなると、自然と関心を持ちやすく、子どもに見せてみようと思える部分もあるでしょう。近年のクイズ番組は、知識量が多く、ある程度クイズに長けた人たちがいかに難問を解き明かしていくかというおもしろさが特徴的です。
一方、昭和や平成のクイズ番組は、『マジカル頭脳パワー』や『クイズ・ドレミファドン!』(フジテレビ系)のように、とんちが利いていたり、意外な引っかけがあるなど、遊び心にあふれています。解答者のキャラクターや司会者とのやりとりなど、よりバラエティ的な楽しみ方ができるため、クイズに慣れ親しんだ人でなくとも、一緒に考えて笑える“敷居の低さ”が強みの一つといえるでしょう」
世代を超えて知的好奇心をくすぐる良問に期待したい。
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