ミルクボーイ・駒場
史上最多11521組の中から、たくろうの優勝で終わった12月21日放送の『M-1グランプリ2025』(テレビ朝日系)。初の審査員を務めたミルクボーイ・駒場孝に賛否が集まっている。
「ファーストラウンド、トップバッターはヤーレンズでした。一昨年の決勝は2位だったものの、昨年は5位。そこで、これまでとは打って変わって、正統派のしゃべくり漫才で挑みました」(芸能記者)
点数は843点で結局5位に沈んだ。
「その中で駒場さんがつけた91点に注目が集まっているんです。彼はこのあとの出場コンビには1組として91点をつけたことはなく、10位に終わったコンビ『めぞん』には94点、9位のママタルトには93点、また8位のヨネダ2000にも92点でした」(同)
ファーストラウンドは、エバース、たくろう、ドンデコルテという3組が勝ち上がたった。
「準優勝を果たしたドンデコルテのファーストラウンドの点数は845点でした。対するヤーレンズは先述の通り、843点とわずか2点差。つまり駒場さんの票次第では、ヤーレンズが決勝に勝ち進んだ可能性も十分出てくるわけです。また、ほかの審査員が大体4点の上下幅であるのに対し、駒場さんはたくろうには97点と、ヤーレンズと比べて6点も高かったのです」
Xでは、《どう考えてもおかしい》《M1の駒場の採点、ヤーレンズが一番低いのだけ解せない》と、“お笑い通”で知られる駒場の審査基準を疑問視する声も上がっている。初めての審査だっただけに、トップバッターに厳しい点数をつけてしまったのではないか、というのだ。
そんな不満の一方、《駒場さんの解説的確すぎる》《言葉選びと伝え方が柔らかくて良かった 分かりやすいし温かい!》など、絶賛の意見もある。さらに駒場には、今回のたくろうの優勝の立役者という声もあるのだ。さる放送作家が語る。
「駒場さんは、ファーストラウンドでたくろうが漫才を披露したあとの講評が注目されました。これまでもボケの赤木裕さんがオドオドしたキャラクターを生かしたネタはあったものの、駒場さん曰く、今回はツッコミの木村バンドさんの変な誘いに乗らされる筋書きだったため、挙動不審になる意味がちゃんとあった、というのです。
こうした論理的な解説によって、2本目のネタがさらなる笑いにつながったと見るお笑いファンもいるようです」
2019年の『M-1』で覇者となったミルクボーイ。7人の審査員時代で681点という史上最高得点を獲得し、重圧のなかで臨んだ今回の審査。直前のラジオでは服がダボダボになるほど激ヤセし、この日も番組冒頭で「3kg痩せた」と告白していた。
プレッシャーにも負けず、来年も期待したいところだ。
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