
明石家さんま
12月24日深夜に放送された『さんまのお笑い向上委員会クリスマス生放送SP』(フジテレビ系)。お笑いファンからは賛否の声が寄せられる結果となった。
これまでフジテレビのクリスマスの恒例番組として知られていたのは、『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』だが、今年は放送されず。この背景には、スポンサー離れを引き起こした一連のフジテレビ問題の存在も囁かれていた。
この恒例番組の代わりとなったのが、同じく明石家さんまが司会を務める『さんまのお笑い向上委員会』のスペシャル番組だった。だがふたを開けると、生放送がネックとなってしまったようだ。
「『お笑い向上委員会』はレギュラー放送でも“行き当たりばったり”な進行で知られる番組ですが、編集やナレーションを加え、無駄な部分を削ぎ落とすことで面白く仕上がっているとも言えました。ところが、今回はスペシャル版ということもあり、生放送という形をとりました。そのため、視聴者は編集されていない様子を見せられる形に。もともとマニアックな視聴者に向けた番組だと思われますが、視聴者を選ぶ性質がさらに高まってしまったようです」(放送作家)
X上では「明石家サンタ」を望む声が並ぶ。
《お笑い向上委員会明石家サンタのはずれ回よりも面白くない》
《メリハリが無いというか、編集されてないとこういう感じなんだなと》
《この番組は生放送じゃなくて編集マジックが無いとテンポが合わないんだよね》
やはり「明石家サンタ」と、アシスタントの元フジテレビの八木亜希子アナウンサーの不在を嘆く声が多い。
「『明石家サンタ』も、基本的には一般人参加者の不幸話を、さんまさんと八木亜希子さんが電話で聞く番組です。二人が適度に入れるあいづちやツッコミが人気を博し、長寿番組となっていました。もちろん、あまり盛り上がらない不幸話もあるのですが、1990年から長く続いている番組なので、それを含めて楽しむ“お約束”ができあがっていました」(同前)
しかし、今回の「お笑い向上委員会」は“真逆”の内容となってしまったようだ。
「ネット上の評判を見ても、出演する芸人さんたちの“ガヤ”がうるさいという声が聞かれます。もちろん、それが同番組の持ち味でもあり『グダグダな雰囲気が楽しい』という声も散見されましたが、基本的に2人だけで進行する『明石家サンタ』とは真逆の騒がしさになりました。
番組では、万が一に備えて発言をカットする“コンプライアンスレバー”も用意されていましたが、特段大きなハプニングは起こらず。むしろ『明石家サンタ』の方が、一般人が何を言い出すかわからない緊張感があったのかもしれません」(同前)
『明石家サンタ』か『お笑い向上委員会』か、来年のクリスマスはどちらの番組が視聴者を楽しませてくれるのだろうか。
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