
ハライチ澤部佑
12月24日放送の『ぽかぽか』(フジテレビ系)で、昨今のフジテレビをめぐる切実な事情が明らかになった。
「この日、ものまねタレントの荒牧陽子さんと松浦航大さんが登場し、誰の歌まねをしているのか当てるクイズコーナーがおこなわれました。
そこで、進行役の勝野健アナが『全問パーフェクトで正解した方には、ご褒美として3000円分のKFC(ケンタッキーフライドチキン)カードを差し上げまーす』と説明したのです」(芸能担当記者)
スタジオが盛り上がるなか、MCの神田愛花が鋭い指摘をしたのだ。
「神田さんは、いつもの『ぽかぽか』では5000円の券だったため、『今日、3000円なの?』と問いただしたのです。すると、同じくMCのハライチ・澤部佑さんが、解答者が11人いることを引き合いに出しながら『人数、多いし、ホントにお金、ないし!』と強調しました。周囲から『そうなの!?』と驚きの声があがると、澤部さんは『お金もないですし』と繰り返し、説明したのです。ハライチ・岩井勇気さんも『番組だけじゃないもんね、お金ないのはね』とさらに強調し、フジテレビの金欠ぶりを示唆する形になってしまいました。これには神田さんも、『じゃ、しょうがないか』と納得するしかありませんでした」(同前)
はからずも、年の瀬につらい状況を見せてしまったフジテレビ。2025年の騒動を振り返れば、当然のことだろう。
「1月、中居正広さんの女性トラブルに端を発した一連の対応に批判が集まり、深刻なスポンサー離れが発生しました。フジは制作費の削減を余儀なくされましたが、その余波が多くの番組やイベントを直撃したのです。
4月に予定していた大型音楽特番『FNS歌謡祭 春』の放送が中止になり、夏の恒例イベント『お台場冒険王』、さらには同じく定番の『27時間テレビ』の放送も見送られました。12月14日には『スポニチ』の報道で、女子ゴルフトーナメント『フジサンケイレディスクラシック』が、来季から消滅することが報じられています」(芸能プロ関係者)
いまだに続く“フジテレビショック”。『ぽかぽか』での澤部のひとことも、意外に切実な話なのかもしれない。
「澤部さんが言った『お金がない』というのは一瞬、冗談ともとれますが、番組の苦しい台所事情は、プレゼントやスタジオのセットといったところからあらわれてきます。しばらくは我慢するしかないのかもしれません」(同前)
出演者も、5000円分のカードに戻ってほしいと思っているはずだ。
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