
2025年8月30日と31日におこなわれたクレイ勇輝(左)とISEKIによる結成20周年ライブの様子。横須賀からフェリーで10分ほどの距離にある無人島「猿島」で開催された
湘南の逗子(神奈川県)で育った幼なじみのクレイ勇輝とISEKIが、2005年に結成したキマグレン。2008年にメジャーデビューし、『LIFE』が大ヒットした。『紅白』出場時、彼らの衣装がちょっとした物議を醸した。
「半パンに裸足で『紅白』に出たんですよ(笑)」(クレイ)
「そのころ、ビーチでライブをすることが多くて、砂浜からそのままステージに上がっていたので半パン、裸足が僕らの定番みたいになっていたんです(笑)。だから、『紅白』もそのスタイルで(笑)」(ISEKI)
当時は、若手アーティスト同士での交流も盛んだった。
「仲のよかったPerfumeやAqua Timez、いきものがかりと、同じ年に出場できたのがよかった。一緒にお祭りを作り上げていくような、そんな不思議な連帯感がありました」(クレイ)
だが当日、仲間たちと絡むことはできなかったそう。
「この年は、いきなり日本中が僕らのことを知ってくれて、忙しさがヤバかった。しかも多忙のピークが年末で、体力の限界だったのか、当日は2人とも風邪をひいてしまって……。出番ギリギリまで楽屋にこもっていたんです」(ISEKI)
「とにかく体調が悪すぎて、当日の記憶がほとんどなくて……。年末年始の仕事が終わってから、死んだように眠りました(笑)」(クレイ)
キマグレンは2015年に解散するも、2024年に再結成した。
「2025年の8月に、横須賀にある無人島・猿島を2日間貸し切って、結成20周年ライブを開催したんですよ。壮観でしたね」(ISEKI)
「2026年1月に、キマグレンの結成秘話を描いた舞台もやるんです。僕らは演じることはないですが、特別出演枠で歌唱をさせてもらいます。ぜひ、僕らの新しい挑戦を観ていただきたいですね」(クレイ)
くれいゆうき
1980年7月17日生まれ 新潟県出身 2008年、キマグレンとしてメジャーデビュー。バンド活動や音楽プロデューサー、コメンテーターなど活躍の場を広げている
いせき
1980年10月17日生まれ 神奈川県出身 2008年、キマグレンとしてメジャーデビュー。アーティスト活動のかたわら、イベントプロデューサーとしても活躍
※2026年1月10日より舞台『LIFE-海の家の物語-』を上演
取材&文・瑠璃光丸凪(るりこうまるなぎ/A4studio)
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