
ラサール石井氏
2026年に連載開始50周年を迎える、秋本治氏原作の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下『こち亀』)の新作アニメのプロジェクト始動が、12月20日に発表された。こち亀復活にファンが歓喜するなか、キャストの一新も発表されたことで、前作で両津の声を務めたラサール石井参院議員にも注目が集まっている。
「漫画が連載開始したのが1976年、アニメ『こち亀』がフジテレビで放送開始したのが1996年なので、2026年は『こち亀』の50周年であり、アニメ『こち亀』の30周年となります。アニメーション制作を手掛けるのは、30年前のアニメ『こち亀』を手掛けたぎゃろっぷで、タイトルは『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』。“新”の文字が示すように声優陣も総取っ替えになるようで、2026年9月に新キャストのお披露目がされるようです」(アニメライター)
『こち亀』ファンにはお馴染みだろうが、アニメの前作で主人公・両津勘吉の声をつとめていたのが、現在、参議院議員で社民党副党首のラサール石井氏だ。前作を観ていた世代なら、両津の声がラサール氏の声で脳内変換される人も多いだろう。
「ラサール氏は、12月26日にXを更新。『こち亀』新作アニメのプロジェクト始動が発表されたことに言及しました。ラサール氏は《声優一新という事で、一部に「ラサールが国会議員になるから声優が変わった」という声があるみたいですが、事実は違います》と切り出し、新作アニメに触れました。さらに続けて、《私はこの事を2年前から聞いておりました。「若返り」という事で、ショックはありましたが、快く受け入れました。もしも私の続投が決まっていたら、立候補はしませんでした。》と告白したのです。
2025年7月の参議院議員選挙に社民党から比例区で出馬し、国会議員となったラサール氏ですが、《両津勘吉の声はもう出来ないという事も立候補への背中を押した理由の一つです。》と、参院選出馬の背景に、こち亀のキャスト一新が関係していたことを明かすと、《秋本先生おめでとうございます。新アニメの御成功を祈っております》とつづりました」(同前)
ラサール氏のポストは、26日時点で769万回のインプレッションを記録。アニメの前作でプロデューサーをつとめた片岡義朗氏もコメント欄でラサール氏に返信し、両津の声にラサール氏が採用された裏話を披露している。
「片岡氏は、アニメの前作スタート前、両津の声優を決めるオーディションがあったことを告白。『破天荒なキャラクターに似合う破天荒なキャリアを持つ人たちでオーディションをしたかった』ことから、有名なタレントや俳優にも参加のオファーをかけ、ラサール氏を含む3人から参加の希望があったそうです。
オーディションでの芝居を聞いて、片岡氏は、この3人なら誰でもいけると確信したそうですが、最終的には、オーディションのテープを聞いた秋本治先生が『参加者で似合うのはラサールさん』と、秋元先生による指名だったそうです。それだけに、ラサール氏にとっても思い入れのある仕事だったのでしょうね」(同前)
令和の時代に帰ってくる『新こちら葛飾区亀有公園前派出所』では、どんな両津が誕生するのか、今から楽しみだ。
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