
紅白出演が発表された矢沢永吉
12月31日に放送される『第76回NHK紅白歌合戦』の“特別枠”による追加出演発表が相次いでいる。
25日の矢沢永吉の13年ぶりの出演発表に続き、27日には福山雅治とB’zの稲葉浩志が福山の楽曲「木星feat.稲葉浩志」をテレビ初披露することが明らかになった。
「『木星 feat. 稲葉浩志』は稲葉さんが作詞を手がけ、福山さんが作曲、編曲、プロデュースを務めたもので、現在公開中の福山さん主演の映画『ラストマン−FIRST LOVE−』の主題歌となっています。注目の楽曲が『紅白』の場で生披露されます。B’zは女優の橋本環奈さんが出演した朝ドラ『おむすび』の主題歌『イルミネーション』を手がけ、2024年の紅白に初出場を果たし喝さいを浴びた。稲葉さんは2年連続の紅白参戦です」(スポーツ紙記者)
さらに、28日には松田聖子の出演も明らかになり、事前に予想されていたサプライズ出演が実現する形となった。
「28日までにNHKの番組オフィシャルサイトで紹介されている特別企画は、氷川きよしさんの『愛燦燦』、堺正章さんの『ザッツ・エンターテインメント・メドレー』、福山雅治さんと稲葉浩志さんの『木星 feat. 稲葉浩志』、星野源さんの『創造』、矢沢永吉さんの『真実』、松任谷由実さんの『天までとどけ』、玉置浩二さんの『ファンファーレ』、松田聖子さん『青い珊瑚礁』の8つです。今年はテレビ放送100年を記念する年とはいえ、さすがに多すぎる印象も受けます」(前出・同)
X上でも違和感を示す声が並ぶ。
《紅白さ、特別枠多すぎじゃない?普通に出場歌手を増やしてほしいんだけど。今、その人が?って人も》
《最近の紅白、特別企画の出場枠増えすぎ、演出も正規の出場歌手より凝っていたりするし、話題も特別企画のほうがさらったりする。もっと正規の出場歌手を大事にしてください》
こうした声が聞かれる理由を放送作家が指摘する。
「NHKとしては『紅白』の特別枠の出演者を放送直前に“小出し”にすることで、話題を集めたいのかもしれませんが、これらの豪華メンバーの出演は事前に決まっています。もともと『紅白』の出場歌手は1990年代から2010年代にかけては50〜60組ほどいました。しかし、放送時間はほぼ変わらないにもかかわらず、ここ5年ほどは40組ほどに減っています。あらかじめ“特別枠”の時間が織り込み済みなのでしょう」
『紅白』はそもそもの番組コンセプトである、紅組と白組に分かれての“歌合戦”はもとより、“特別枠”の“特別さ”も薄れつつあるのが現状なのかもしれない。
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