
岩田絵里奈アナ
12月25日、NHK・和久田麻由子アナの退社報道が飛び込んできた。入局以来一貫してニュース畑を歩み、『紅白歌合戦』の総合司会も2度務めるなど絶対的エースと呼ばれていた彼女だがーー。
「和久田アナは来年3月末までに退職し、4月からフリーで活動するそうです。同25日の『スポニチアネックス』によると、すでに日本テレビの土曜午後10時枠で来春スタートする報道番組のキャスターに内定しているようです」(芸能記者)
今年はNHKに限らず、各局アナウンサーの退職ラッシュが相次いだ。
「12月22日、日本テレビの岩田絵里奈アナの退社が『文春オンライン』などで報じられました。『スッキリ』や『世界まる見え!テレビ特捜部』『シューイチ』で活躍。“ポスト水卜麻美”の最有力候補でしたが、来年3月に退社予定だと報じられています」(同前)
TBSとフジテレビは特に度重なる退職ドミノで深刻なダメージを負った。
「昨年末に小倉弘子アナが退職。今年に入り加藤シルビアアナが第4子妊娠を機に、3月には宇内梨沙アナが結婚を“節目”に退職を決意しましたね。12月には、『サンデー・ジャポン』の進行でも知られた良原安美アナが来年1月での退社を発表しています」
1年で4人も局の顔を失ったTBS。それに輪をかけて深刻なのがフジテレビだ。今年だけで6人がお台場を去っている。
「オリンピックの実況を担当した局のスポーツ中継の顔、西岡孝洋アナが3月末で退社し、同3月10日には永島優美アナと椿原慶子アナの“ダブル退社”も話題に。6月には『ぽかぽか』でも知られた岸本理沙アナがわずか3年で退社。8月には青島達也アナが定年退職。12月1日には『めざましテレビ』『さんまのお笑い向上委員会』『Mr.サンデー』を担当してきた藤本万梨乃アナが年内退社を発表しています」
連続退社には何か共通点があるのだろうか。
「特に女性アナの場合は結婚や妊娠、出産など自身の人生の節目に際して今後の身の振り方を考えるのでしょう。和久田アナの場合は2人の幼い子育てとワークライフバランスが理由とのことです。
また、朝番組など過酷な勤務体制も体に堪えるのでしょう。それに、ほとんどやることは芸能人と変わらないのに、給料は天と地ほど違います。会社員という安定した身分だとはいえ、あらゆる業種で転職活動が一般化しつつある今、フリーで稼いだほうがいいと考えるアナウンサーが増えるのは当然でしょうね」(芸能ジャーナリスト)
テレビ局への信頼を揺るがす問題も起こった。
「フジテレビの場合は今年1月、中居正広さんの問題に端を発して局が信頼を失ったことも背景にあるでしょう。一連の報道を通じて浮き彫りになったのは、テレビ局の古い体質です。こうした事態にゲンナリしてしまうのも退職を後押しする理由になるのは間違いないですね。
2022年に退社し、吉本興業に移籍した久代萌美アナについては、12月25日放送の『さんまのお笑い向上委員会クリスマス生放送SP』でコロコロチキチキペッパーズ・ナダルさんが『めっちゃ幸せそうです』と明かしていました。退職し、“芸能人”としてキラキラする先輩たちを見て、後輩も『私も』と思うのでしょう。近い将来、アナウンス部門が縮小し、ほとんどを外部の“フリーアナ”に頼る日も来るかもしれません」
「局アナ」はいつかいなくなってしまうのかーー。
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