
Adoのベストアルバム(写真・公式サイトより)
12月28日、アニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)が放送された。この日から、オープニング主題歌『おどるポンポコリン』を歌手のAdoが歌唱しているが、SNSでは賛否分かれている。
B.B.クィーンズが歌った同曲は、1990年のアニメ放送開始時のエンディング曲として人気を博した。その後、さまざまなアーティストが歌い継いできたが、今回Adoが歌唱することになった。
「2019年から2025年12月21日までは、ももいろクローバーZが歌唱し、年内最後の放送からAdoさんに変わったのです。オープニング映像では、まる子とアニメキャラクターとして描かれたAdoさんがコンサートのステージに並ぶ様子が流れました」(スポーツ紙記者)
6年ぶりに主題歌が変更になったことで、オープニングに注目が集まった。放送後のXでは、
《想像してた方向とズレてるのに、ちゃんとクセになるのがAdoらしくて好き》
といった称賛する声も多い。しかし、一方で、
《これちびまる子ちゃんやないやろ…Adoのアニメにちびまる子ちゃんがコラボみたいな…》
《歌は上手いしAdoが原曲をリスペクトして歌っているのは十分に伝わるが、やっぱりちびまる子ちゃんとは世界観があっていない》
など、困惑する声も見受けられ、賛否が分かれているようだ。
「力強い歌声が特徴的なAdoさんですが、優しく歌唱する場面も見られました。ただ、サビ部分では低音で巻き舌のこぶしが利いた “Ado節” だったため、気になる人もいたのでしょう。
また、オープニング映像でAdoさんが檻から出て、まる子とともに動いていましたが、Adoさんのミュージックビデオのような印象を与えたようです。老若男女問わず親しみやすい曲ということもあり、Adoさん独特の低音ボイスに意見が分かれたのだと思われます」(芸能記者)
『ちびまる子ちゃん』は放送開始以降、約2年の休止期間を除いて、日曜日の夜に継続して放送されてきた。オープニングとエンディングは、木村カエラやゴールデンボンバー、大原櫻子、PUFFYなど、さまざまなアーティストが起用されてきたが、国民的アニメの “壁” にぶつかったこともあった。
「2004年、エンディング主題歌に、爆笑問題がネズミの格好に扮した『ちびまる子ちゃんwith爆チュー問題』名義の楽曲『アララの呪文』が起用されました。
太田光さんと田中裕二さんとまる子が歌唱しましたが、放送当初は困惑する視聴者もいたようです。人気アニメの主題歌とあって、視聴者のハードルも高くなるのでしょう。
ただ、ほのぼのとした曲調が少しずつ認知され、結果的に2012年まで約8年間放送される人気曲になりました。また、爆笑問題のエンディング曲は、原作者のさくらももこさん自らオファーし、2人には感謝していたようです。
Adoさんの主題歌も、時間が経つにつれて、耳に馴染むのかもしれません」(同)
Adoの『おどるポンポコリン』がクセになる人が続出するかも。
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