
高校を訪れた“所沢のタイソン”(写真・本人Instagramより)
「はい、今ね、到着しました」
“いじめ騒動”で大問題となっている栃木県の県立高校の門の前で、そう言って動画を回す、顔面タトゥーだらけのいかつい男ーー。1月4日、同校のトイレ内で、男子生徒がもう1人の男子生徒を一方的に暴行する動画が拡散し、その余波が広がり続けている。
「問題となった暴行動画では、トイレ内で向かい合う二人の男子生徒を複数人が取り囲み、ホウキを持った生徒の『READY ファイト!!』の掛け声で、一人の男子生徒が、もう一人に向かっていきます。加害側の生徒は、もう一方の生徒の顔に右パンチを入れると、続けて右ハイキック、そして、もう一度パンチをするのですが、殴られているほうの生徒は終始、無抵抗。そんな様子を、周りの取り巻きたちは『うわー!』などと言いながら、ただ眺めて面白がっているだけでした。
この様子がXにアップされると、高校名や加害者生徒とされる名前が次々と拡散されていき、動画を見た人が栃木県警に通報。暴行事件として捜査を始め、6日には高校側も加害者生徒が自校の生徒であることを認めています」(社会部記者)
そんななか、当該の高校をYouTuberたちがアポなしで突撃し、動画におさめるという動きが相次ぎ、物議を醸している。
「7日までにYouTubeを更新し、当該の高校を訪れたのは“所沢のタイソン”の異名を持つ、顔面タトゥーだらけの久保広海氏です。久保氏は『真実がわかりました!○○○○高校、加害者宅に凸した結果』のタイトルで動画をアップ。サングラスをかけたまま、学校の門を潜ると『学校、凸ります。おたくの学校どうなってんだと。あと、○○○○くん(加害者生徒の名前)。住所わかったんで、あなた、あとで行きますから、家に』と笑いながら宣言し、校内に入っていきました。
しかし、校内で学校関係者に不法侵入をとがめられると、久保氏は『不法侵入なの?』と一言。『敷地内への許可のない入校は不法侵入です』と説明されると、『じゃあ、出ますよ』とあっさり退散。アポを取らずに凸っていたことを明かすと、今度は加害者生徒の家へと向かいました。
久保氏は、加害者生徒の家を突き止め、インターフォンを押しますが、応答がなかったため対面はかなわず。しかし、いきなり家に押しかけた上、YouTubeでモザイクもかけずに家まで晒すという動画には賛否が寄せられています」(同前)
久保氏の行動に、X上では、
《これはちょっとちがうかな。逆に犯罪になっちゃいます》
《悪手中の悪手。このタイミングでこいつらが出てくる必要は全くないしこういうやばいやつくるから情報出せないとか言われ出す口実に使われるだけ》
《典型的な正義を履き違えた馬鹿。》
など、厳しい声も多く寄せられている。
「さらに、9日にはラッパーのSHO氏がXを更新。当該高校の前で、大音量で音楽を流しながら“いじめ”をテーマにした自身の楽曲『イジメーはやめろ』を公開。歌い終えると、『みなさんが高校の前で歌ってくださいっていう声が多かったんで、やらせていただきました』と説明しました。SHO氏の行動に一部では共感の声もあるものの、その一方では《もうこれ以上学校に行って迷惑かけるべきではない。何も関係ない生徒はかわいそう。》《この学校、YouTuberのおもちゃになったな。》など、あまり賛同の声は寄せられていません。
5日には、奈良県市議で動画配信業のへずまりゅう氏も同校、さらには教育委員会と県議会を訪れて直接抗議し、また、警察に情報提供をおこなったことをXで報告しています」
事件と何の関係もない生徒たちが気の毒なことだけは確かだ。
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