
吉川晃司の祖父が開いた旅館をルーツに持つ広島のデザイナーズホテルの先駆け
歌手の吉川晃司の祖父は戦前、現在は平和記念公園となっている広島市のかつての繁華街・旧中島地区で「吉川旅館」を営んでいた。
祖父の金造は1872(明治5)年に吉川旅館を創業後、市内の大手町に別館を、軍港・呉にも支店を構えた。格式高い「伝説の旅館」で、伊藤博文や乃木希典も利用したそうだ。
今回紹介するホテル・フレックスの高橋伸光社長の母方の祖父は、この別館を継承し、戦後は移転して営業を続けた。
「やがて『きっかわ観光ホテル』と名を変えたころは、阪神タイガースの定宿でした。1994年にデザイナーズホテルとしてリニューアルし、その後、私の代になったのが2016年。現在も『Kikkawa』の名を看板に残し、金造さんが戦国武将・吉川元春の末裔であることから、その “ゆかりの宿” である点を大切にしています」
元春は毛利元就の次男で、生涯76戦で負けなしの武将として知られ、中国地方の繁栄に多大な貢献をした。広島のデザイナーズホテルの先駆け・フレックスには、そんな歴史的背景があったのだ。
【ホテルフレックス】
広島県広島市中区上幟町7-1
取材/文・鈴木隆祐
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