柴田理恵の母の生家・宮田旅館は町一番の老舗旅館
全国には、芸能人やアスリートの実家が経営する宿がたくさんある。それらは旅館・ホテル・民泊(民宿・ゲストハウス)に大別できるが、特に知られた存在なのが女優・柴田理恵の母の生家である富山県富山市の宮田旅館だ。「おわら風の盆」で知られる八尾町(やつおまち)にある。
「旅館としての創業は1871(明治4)年です。そもそも200年以上前に蝋燭問屋として始まり、やがて生糸問屋になり、一帯に集まる商人を泊めるようになったようです」
と語るのは4代目当主の宮田整さん。柴田とは、はとこの間柄だ。柴田は、明治大学に入ってからもサークルの仲間を連れ、9月初めの「風の盆」がおこなわれる繁忙期などに宿を手伝っていたという。
「スタッフは私と家内の芳子だけの小さな宿ですが、富山名産の昆布を使った朝食は、たいへんご好評をいただいています」
「風の盆」開催期間は予約でいっぱいだが、コロナ禍以降は抽選枠を設け、常連以外も泊まれるようになったとか。
竹内まりやの実家である、島根県出雲市の竹野屋旅館の創業も1877(明治10)年と古い。一時は経営困難に陥り、竹内も資金を提供し再建に成功。事あるごとに様子を見に行っているとか。お隣の松江市の保性館は長谷川博己の父の実家。300年以上前に創業し、皇族専用の宿泊棟として建てられた「幽泉亭」は、国登録有形文化財だ。
ホテル勢では、女優の鶴田真由のホテルニューツルタ。元は1918(大正7)年創業の旅館だった。現在のオーナーは、鶴田の従兄に当たる。
ホテルと旅館双方の魅力をあわせ持つのが、スノーボードアルペン選手の竹内智香の実家の「湯元 湧駒(ゆこまん)荘」(北海道上川郡東川町)だ。大雪山系の中核を成す旭岳の麓に位置し、四季を通じて客を集めている。代表で、竹内の兄の崇氏が語る。
「日本で最初に雪が積もるクロスカントリーコースが近くにあり、シーズン初めには学生や社会人チームの合宿所として、ほぼ予約で埋まってしまいます。しかし、なんといっても旭岳登山で夏場に訪れる方が多いですね。
幸いにして、今年はヒグマの被害は出ていません。十分に警戒しつつ豊かな大自然を満喫し、当館自慢の五源泉100%かけ流しのお湯で寛いでいただけたら」
と、これだけ魅力的な実家宿だから、芸能人本人が息抜きで訪れることもよくあるらしい。もし出会えたら、 “話のネタ” 、いや一生の思い出になるだろう。
【宮田旅館】
富山県富山市八尾町西町2267
【湯元 湧駒荘】
北海道上川郡東川町勇駒別旭岳温泉
取材/文・鈴木隆祐
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