久米宏さん
1月13日、フリーアナウンサー・久米宏さんが肺がんのため、1日に亡くなっていたことが明らかになった。81歳だった。
「久米さんは早稲田大学卒業後の1967年にTBSに入社。注目されたのは、1970年にスタートしたラジオ番組『永六輔の土曜ワイドラジオTokyo』での中継レポーターでした。
ポルノ映画の撮影現場からの中継や、団地へ足を運び、ラジオを聴いている人に窓から手を振ってもらう即席の “聴取率調査” など、型破りな企画を連発していました」(放送作家)
久米さんにとっても、ラジオは自身のキャリアの原点にあると考えていたのだろう。2004年3月、18年半にわたって続いた『ニュースステーション』(テレビ朝日系)が終了すると、2006年10月に新たなラジオ番組『久米宏ラジオなんですけど』(TBSラジオ系)が始まる。
「『ラジオなんですけど』は、土曜日の午後、約2時間にわたって流れるワイド番組でした。時事ネタに関するフリートークはもちろん、久米さんが得意とする中継コーナーも挟まれていました。
人気番組であったものの、2020年6月に突如終了します。久米さん本人が語ったところによれば、1月には終了が決まっていたそうです。しかし、“打ち切り” を嘆くリスナーからの声が多く聞かれました」(同)
X上でも、ラジオの突然の終了を惜しむ声が並んでいた。
《久米宏ラジオなんですけどを毎回楽しみに聴いてたな。終わってしまったのが残念》
《「久米宏 ラジオなんですけど」が終わった時に、これから久米さんの声に触れる機会はないのかなぁって朧気に思っていて。数回何かしらのゲストでお声は聴いていたけど…寂しいね》
ラジオ番組の終了前から、久米さんはネットの世界に活路を見出していたふしがあると語るのは芸能プロ関係者だ。
「久米さんは、2019年10月にYouTubeチャンネル『久米*ネット』を開設しています。紹介文では《毎回ちょっと気になった言葉や話題を取り上げ、自由気ままに語るインターネット動画番組》と紹介され、週2本の新作公開が告知されていました。
Xのアカウントでは2021年4月25日の告知が最後となっています。ひょっとしたらこのころから体調不良が生じていたのかもしれません」
久米さんは2008年、朝日新聞のインタビューで、「新しいラジオの時代がやってくるかもしれない」として、「いま社会で起きてることをみると、お互いに話を聴くことがものすごく欠けてる感じがする」と話している。
久米さんの底流には、いつも対話や双方向性を重視する姿勢があったのだ。
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