
自称・元ジャニーズの山中拓磨容疑者
1月16日、元芸能事務所代表の山中拓磨容疑者が女性に性的暴行をした疑いで逮捕された。
「山中容疑者は2023年8月、埼玉県春日部市にある芸能事務所と宿泊施設で、代表を務めていた芸能事務所のタレントで当時20代の女性に性的暴行を加えた疑いがもたれています。現在は茨城県・古河市で自営業を名乗っています」(社会部記者)
代表とタレントという立場の差を利用しておこなわれた卑劣な犯行。山中容疑者は「事実はあるが無理やりではない」と容疑を否認しているという。
本誌は3カ月前、すでに山中容疑者の別の性加害と詐欺の疑いを報じていた。くやしさをにじませながら本誌に被害を訴えていたのは元声優で、現在はフリーでナレーションやMCなどをおこなう40代の女性・Aさんだ。
Aさんは2025年2月、元ジャニーズJr.のメンバーで、芸能事務所社長を名乗る山中容疑者から声をかけられた。
「私が『Pococha』という配信アプリで配信していたところ、『声がいいね』とメッセージがあり、それからアプリを介して連絡先を交換して、直接やり取りをするようになりました。『俺は芸能界に深いパイプがあるから、仕事を紹介できる』と言っていたけれど、もちろんそんなうまい話があるわけないと思い、信用していなかったんです」
山中容疑者は元ジャニーズJr.を名乗り、「同期は亀梨和也で、NEWSとしてデビューするはずだった」と話していたという。疑うAさんを信じさせるためか、元KAT-TUNの田口淳之介が歌舞伎町でプロデュースしたショークラブに連れて行き、田口と話す様子を見せていたようだ。
山中容疑者の言動を信じたAさんの運命は大きく変わることになる。それ以来、半年間で4200万円ものお金をだまし取られたというのだ。その手口も、当時本誌が報じている。
「持ってくる仕事は、世間で広く知られている大手会社やアニメなどのものばかりでした。報酬は100万円を超えるものも多く、なかにはワンピースの作家・尾田栄一郎先生の新作のアニメ化で、主演級の声優の仕事を2500万円で提示されました。
そのうえで『仕事を受けるうえで条件があり、報酬に対し“買取”といって、お金を払わないといけない』と言ってくるのです。2500万円の仕事の場合は、買取額は100万円。芸能界のルールにうとい私は、そんなこともあるのかと納得してしまい、言われるがままに振り込んでしまいました」
当然、芸能界でキャスティングを受ける側が先に現金を振り込むことなどありえない。だが、Aさんは約半年間で148件の仕事を振られ、合計4200万円を振り込んでしまった。報酬が入ることはなく、騙されたことに気がついたAさんは、すでに警察に相談しており「しっかり刑事事件として捜査を受けて、自分の罪を償ってほしいと思っています」と語っている。
被害者は後を絶たず、別の50代女性・Bさんは「ストリートライブがきっかけでした」と明かす。
「私は、2021年に49歳で一念発起して、シンガーソングライターとして活動を始めました。背骨に腫瘍が見つかり、大手術を経て闘病しながら活動している私に、山中は『芸能関係の仕事をしているから応援するよ』と言ってくれたのです。その後、テレビ番組に取り上げてもらえるから、ライブを開いてその様子の動画を撮ろうといわれました。それ以来、Aさんと同じような手口で合計62万円を支払ってしまいました」
被害者たちの証言に共通するのが、配信アプリやストリートライブで偶然を装って近づき、実際にある番組名や芸能人の名前を出して信用させるという手口だ。20代女性のCさんは、金銭のみならず“性加害”にあったと声を震わせる。
インフルエンサーやモデルを目指して配信をしていたところ、山中容疑者の目に留まり、「仕事を紹介する」と言われたCさんは東京に呼び出された。
「そこから、地獄の1週間が始まりました。まず最初の夜、同じホテルに宿泊したのですが、『Mrs. GREEN APPLEのMVに使う素材がほしい』と、裸の背中の写真を撮ろうと言われたのです。その場で1万円を渡され、断り切れずに撮られました。背中だけという話だったのに、裸で全身を撮られました」
そこから1週間以上にわたり、“営業”という名目で、Cさんは行動をともにすることになった。
「本当に芸能界で力を持っている人だと思ったし、急に不機嫌になることもあり、怖かったです。そして6月17日、ホテルで『モデルを目指すんだったら、いまの体重から落とそう』と言われ、『背中や体のツボを押して細くできるから、施術しよう。実際にベッキーちゃんも、ほかの子たちも細くしたから、細くなれるよ』と、体をさわられました。最初は足のマッサージで始まり、背中やふくらはぎをマッサージしていましたが、胸をさわられたり、女性器のなかにツボがあると、指を入れられたりもしました。さらにその後、表情筋を鍛えるためだといって、男性器を舐めさせられ、体の形をきれいにするために芸能人もやっていると、疑似セックスのようなことを要求されました。
本当に気持ちが悪く、恐ろしかったですが、ここで抵抗したら自分の芸能人生が終わってしまうと思い、従うことしかできませんでした」
きらびやかな芸能界の仕事を餌に、次々と夢みる女性を食い物にしていた山中容疑者。本誌は、2025年11月に田口淳之介に山中容疑者との関係について尋ねたが、所属事務所は「記憶および面識がございません。また、その方がジャニーズJr.に在籍していたという話についても、本人は把握しておりません」と回答。さらに株式会社SMILE-UP.に、ジャニーズJr.に所属していたかどうか確認したところ「過去に所属していた事実は確認されませんでした」との回答だった。
真相を確かめるべく、当時本誌は茨城県・古河市で暮らす山中容疑者を直撃。“詐欺行為”をすべて認めたうえでこう語った。
「Aさんについては、正直、嘘をついていた部分がすごく多いです。ほとんどは酒代に消えました。ある個人的な事情で、孤独感に襲われて、夜も眠れないとか、そういうのもあって、酒に走って抜け出せなくなりました。嫌な思いをさせたとは思っているので、なんとかして返済したいと思っています」
一方、Bさんの件については「仕事はあったがテレビ局の都合で放送されていない」と強弁。さらにCさんへの性加害についても、にわかには信じがたい主張をする。
「以前、都内でサロンをやっていたことがあり、体を絞りたい人や胸を大きくしたいという人に施術をおこなっていました。Cさんへのマッサージも同じもので、事前に脱いだり、性器を触ることになることは了承をもらっていました。下腹部を施術する際に、女性器のなかに気泡のようなものがあって、指を入れてそれを潰していくことになるというのも伝えています。男性器で表情を鍛えるのも本当です。嫌な思いをさせたのなら謝ります」
と、一連の行為には事前に承諾を受けており、問題ないと主張している。犯した罪には誠実に向き合い償ってほしいものだが……。
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