
田村淳
1月20日、元ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、レギュラーを務めるラジオ番組『田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で “AI田村淳” を導入したことが明らかになった。
「2月7・14・21日の放送で、最新のAI技術を用いた音声放送と動画配信がおこなわれると伝えられています。そこで、田村さんの声を忠実に再現したAI音声によるニュース読み上げがおこなわれます。
番組では、ニュースの読み上げは砂山圭大郎アナウンサーが担当していましたが、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの取材で不在となるため、砂山アナに代わり、AIの田村さんの音声が流れる形です」(スポーツ紙記者)
『田村淳のNewsCLUB』は毎週土曜日の午後に放送され、1週間の気になるニュースを取り上げる社会情報バラエティ番組として知られる。
AIの導入に関して、X上では疑問の声も並ぶ。
《淳のことは嫌いじゃないし、タレントとしての魅力はあると思うけど、AI化されると「えっ、淳を?」と思っちゃう》
《これ、成功したら今後はパーソナリティの出演料が節約出来るんじゃね?。そうでなくても放送局はお金がない》
こうした声が聞かれる理由を、ラジオ番組を手がける放送作家が指摘する。
「AIについてはさまざまな議論があり、人間の仕事がAIに取って代わられるといった懸念も取りざたされています。
ニュースの読み上げに関しても、今回のケースが成功したなら、AIを導入すればいいといった話になりかねません。面白い試みではあると思いますが、そもそもラジオパーソナリティーの存在自体が問われる事態になるかもしれませんね」
ラジオは数あるメディアのなかでも、とりわけ厳しい状況に置かれている。
「ポッドキャストなどの音声メディアに注目が集まっているのは確かですが、それがお金に結びつきづらいのが現状です。
文化放送は2025年の秋に大型改編を実施しましたが、人気番組の『大竹まこと ゴールデンラジオ!』の開始時間が1時間半前倒しとなり、放送時間も1時間延長されました。田村さんの番組も1時間増え3時間に拡大しています。
こうした長時間化の背景には、広告収益の減少による制作予算不足で、なかなか新番組を立ち上げられない事情もあります」(同)
芸能人のAI化は、秋元康氏がプロデュースし2019年の『NHK紅白歌合戦』に出場したAI美空ひばりや、起業家の溝口勇児氏が手がけたAI GACKTなどが知られる。
これらのレジェンドAIに比べると、“AI田村淳” が地味な印象を受けるのも確か。だが、業界に新たな風を吹き込むという意味では価値のあることなのかもしれない。
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